CSR

【Pick Up】CSR冊子「OUR ACTIONS Vol.5」より「障がい者が活躍できる会社作りを目指して」

今回は、2018年9月に発行したグリーのCSR活動紹介冊子「OUR ACTIONS Vol.5」の記事を一部公開します。
第1弾は、5月に6周年を迎えたグリービジネスオペレーションズの代表取締役社長の福田から、これまでの振り返りと今後についてをご紹介します。

※グリービジネスオペレーションズ(GBO)とは
2012年5月1日にグリーグループの障がい者雇用を推進するために設立されたグリー株式会社の100%出資の特例子会社。「障がい者が自身の能力を最大限に発揮でき、仕事を通じて自律的に成長し続けられる会社を創る」をコーポレートビションに掲げ事業活動を行う。

初めに、グリービジネスオペレーションズ(以下GBO)の社員、グリーグループ各社、GBOを支えてくださる横浜市、労働局ハローワーク、各就労支援機関の皆さま、いつも本当にありがとうございます。

私が代表に就任した2013年、グリーは業績が低迷し厳しい状況でした。だからこそGBOを単なる障がい者雇用の会社ではなく、戦力として貢献できる組織にしたかったんです。
「能力を最大限発揮でき、仕事を通じ自律的に成長し続けられる会社を創る」というコーポレートビジョンは障がい者雇用を意識したものではありません。会社は本来そうあるべきです。
少子高齢化が進み、社会が多様な人材活用を模索し始めた時期でもあり、政府が掲げる「一億総活躍社会の実現」も意識し始めました。ですが私には未知の分野。書籍を読み、障がい者雇用に知見のある会社を訪問。「あの、ちょっと…」という突撃も含め30社は回ったと思います。
「障害者職業生活相談員」の認定資格も取り、面談による社員のスキル把握も進めました。皆が能力を発揮できるよう、仮眠室・イヤーマフなど物理的な環境や、柔軟な有休制度・皆勤賞制度も用意。
ここまではスムーズでしたが、最初の壁は「仕事がない!」。

でも私はグリーの事業側にいた人間(現在もGBOと事業を兼務)でしたから、グリーグループ内に日常的にどんな業務があるかを把握していました。
だから「この仕事はGBOにぜひ!」とすぐに業務の切り出しに着手できたのです。これが成長のきっかけでした。
同時にGBOをもっと知ってもらわなければと、社内や社員の様子をSNSで積極的に発信しました。その結果、自然と業務の相談は増え「仕事がない」という悩みは解消されました。

その次は業務をどう拡大するか。グリーの主力事業であるゲーム制作の最終工程にあるQA (品質保証)業務に活路を見いだしました。
グループ内で完結できれば情報管理も容易で、外部に委託するよりコストも下がる、ゲーム制作側にも十分メリットがあると思い打診したところ「いいね、やってみよう!」と快諾してくれました。
グリー本社のQA担当者が、毎週、GBOでの実務研修をしてくれたんですが、GBO社員の理解のために「障害者職業生活相談員」の認定資格を取ってくれたんです。こういった本社とGBO、双方の努力があり業務を拡大できました。
これ以降、グループ内に「GBOにアウトソースする」という選択肢が定着し、今では受注し切れないほどの業務相談を頂いています。

うちの社員は本当にグリーが好きなんです。自分が業務で関わったゲームがテレビCMに出たり、やりとりをしていたグリーの担当者が社内表彰されると、本当に喜んでいます。
うちの社員はその障がい特性によって人一倍の苦労をし、GBOでようやく1年、2年と継続して働けるようになった人も多く、自分が必要とされ、自信を持てるきっかけとなったグリーでの仕事に愛着があるんです。
そんな社員との個人面談は就任時からずっと続けています。皆成長意欲が高く、数カ月でもどんどんできる仕事が増えていきます。その変化を把握し「この業務もやれそうかな?」というアサインの判断につなげています。成長に気付き、能力を最大限引き出すのは経営者の責任ですから。同時に体調や精神面のケアもします。とにかく個人面談は重要なんです。

特例子会社であっても、収益を上げ続けることが存続の大前提です。障がい者の人材活用は、経済価値の創出と社会課題の解決を両立させることができる企業の取り組みであり、CSRの先進事例にしていきたい。実際に成果を出し、その過程やノウハウをできる限り社外に発信することで、日本社会全体を変えていく活動も必要だと思っています。
社外の方とお話しすると、GBOがいかにグリーグループ全体の理解に支えられているか実感します。仕事の能力を評価していただいているということもありますが、障がい者も健常者も一体となって「インターネットを通じて、世界をより良くする。」ために仕事をしています。これが、GBOの社員が大好きなグリーなんですよ。

以上

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