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【特集】SNS「GREE」15周年&「GREE Platform」10周年! インフラを支える"裏方"たちの思いに迫る。

SNS「GREE」は今年でサービス開始から15周年!サービスを支えるプラットフォームシステム「GREE Platform」もめでたく10周年を迎えました。
そこで今回は、GREE Platform部門で活躍するエンジニア4名による座談会を開催。“縁の下の力持ち”として仕事に励む彼らの苦労と喜び、今後の展望を伺いました。

藤本 藤本:グリー株式会社 取締役 上級執行役員 最高技術責任者 2005年グリーに入社、取締役に就任。GREE Platformの開発に携わる。

永井 永井:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 副部長 2011年グリーに入社。課金チームを経て、GREE Platform部 副部長を務める。

高峰 高峰:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 / プラットフォーム開発グループ / ゲーム基盤開発チーム マネージャー 2011年グリーに入社。GREE Developer Centerの開発を担当後、現職。

山根 山根:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 / プラットフォーム開発グループ / ゲーム基盤開発チーム 2012年グリーに新卒入社。以来、一貫してGREE Platformの開発に携わる。

使い続けてもらえることのありがたさ

ーーSNS「GREE」(以下、GREE)が15周年、「GREE Platform」(以下、GPF)が10周年を迎えました。現在の心境や、これまでで思い出に残っている出来事を教えてください。

藤本 藤本:最初から「10年続けてやるぞ」とか思っていたわけではなく、ひたすら走り続けて後ろを振り返ってみたら、結構遠くまで来たなぁという感覚です。正直こんなに続くとは思わなかったけど(笑)、一つのシステムが10年以上も続いていること自体がすごいし、メンテナンスし続けてきてこれからまたどう進化していくかというところも興味深いですね。今では笑い話になっている失敗談も、ここでは言えない苦い思い出も数え切れないほどあるなぁ(笑)。皆はどんなことが印象に残ってる?

高峰 高峰:一番の思い出は入社したばかりの頃ですね。

永井 永井:あ、GGP(GREE Global Platform)が始まった頃だ。

高峰 高峰:ですね。ちょうどグローバル向けGPFがサービスを開始した直後で、いろんなチームを駆け回って仕様調整したり多言語対応したり。とにかくスピードが速すぎて衝撃を受けましたが、今思い返せばすごく楽しかったなと思います。

山根 山根:僕は入社2年目で表彰された時に携わってた業務が印象に残っています。詳しい内容は言えませんが(笑)。

藤本 藤本:言いづらいことが多すぎる(笑)。でも考えてみると、システムとして長時間のダウンとかが起きたことって本当にないよね。

永井 永井:安定度は抜群だと思います。その分緊張感が求められますが、常にやり切ってきた感はありますね。

藤本 藤本:だからこそGREE15周年のキャンペーンって何かしみじみするよね。サービス初期から関わってきた身からすると、すごい節目感があっていいなと思う。ユーザーさんたちにご迷惑をおかけしてしまったこともあるけれど、使い続けてもらえるって本当にありがたいこと。

高峰 高峰:数字が増えていくのを見ていると、ずっと使ってくれていたり帰ってきてくれたりするユーザーさんの存在を感じられて嬉しいですよね。僕がグリーに転職しようと思ったのも、BtoBやBtoCじゃなくBtoBtoCのビジネスに興味があったかったからなんです。プロダクトのディレクターは割とBtoCを向きがちですが、技術側のBtoBに近いところにいながらユーザーを含め全体を見る仕事ができたらなと。

藤本 藤本:プラットフォームを支えるって大変な仕事だけど、ぶっちゃけ地味だからね。でもシステムは動いているのが当たり前だし。

永井 永井:ミスしたら怒られるけど、安定稼働していても誰も褒めてくれないという(笑)。

山根 山根:変化といっても大きな動きは変えず新しいシステムに移行させてサーバーの運用コストを減らしていくみたいな仕事が多いですし、新しいものをつくって楽しい!という感じではないですからね。

永井 永井:表には出ないけど実はちょくちょく派手な改修をしていて、自分たちは達成感を感じているものの誰にも知られていない(笑)。本当の裏方ってやつですね。

派手さはないけど、裏方ならではの喜びがある

ーー“縁の下の力持ち”という印象が強いプラットフォームのお仕事ですが、皆さんにとってのやりがいやモチベーションは何でしょうか?

山根 山根:グリーには若手の頃から大きな仕事を任せてもらえる社風がありますよね。3年目でデベロッパーさんに使ってもらうSDKを一新する際の開発に携わったのですが、他の会社だったら経験の浅い人間がここまで難易度の高い案件にがっつり関わらせてもらえるってなかなかないと思うので、貴重な経験をさせてもらったと思います。

藤本 藤本:常にたくさんの案件が動いてるしね。

永井 永井:道路工事と一緒です。放置するとケガや事故につながるから、定期的に道路を舗装するという感じ。改めてモチベーションといわれるとなあ・・・感覚が麻痺していて分からない(笑)。

山根 山根:正直、評価をいただける機会はほとんどないですよね。ユーザーさんから届く言葉ってお問い合わせよりも、厳しいご意見も多いので。

高峰 高峰:やることがたくさんあって、追われているというのは間違いないかも(笑)。

永井 永井:システムの規模が大きいから劣化具合も速いです。そのメンテナンスをしなければならないというプレッシャーがあって求められるスピードも速いから、モチベーションとか考える余裕がないのかもしれません(笑)。しいて言えば、一つひとつの仕事に小さな使命感があって、それをやり遂げた先に達成感を感じて、そういう短かったり長かったりする「仕事への思い」のサイクルを回し続けているような感じですね。

藤本 藤本:あーなるほどね。

永井 永井:あと、直接的ではなくてもユーザーさんが自分の仕事を通して楽しんでくれているというのはやっぱり嬉しいです。

山根 山根:私はより少ないコストで利益を出すにはどうするかというところに関心があって、その手段として新しい技術導入があると思っています。導入した結果、数値が良くなると楽しいなと感じますね。

先駆者として、次代にどんな新しい価値を生み出していくか

ーー昨今ユーザーエンゲージメントのあり方は多様化していますが、Webゲームの今後の動向や、技術の進化についてどのようにとらえていますか?

高峰 高峰:最初はフィーチャーフォンから始まってWebゲームへ、そしてネイティブゲームへという時代の変化は大きいですよね。

藤本 藤本:ガラケーもそろそろ終わりというところに来てるしね。

永井 永井:感慨深いものがありますね。

高峰 高峰:ガラケーのユーザーさんはGREEにも結構な数いらっしゃいますから、そこをどう次につなげていくかは課題の一つかもしれません。

藤本 藤本:最近だと5Gの問題も大きいよね。基地局までは通信スピードがすごく速いけど、基地局からのアップリンクがそこまでのスピードがでるかどうか、というとまた別問題だし。

永井 永井:そこは気になるところですね。

藤本 藤本:たとえばGoogleのプラットフォーム「Stadia」のエッジコンピューティングとかはその一つの解だったりするかもとは思うよね。そして、5Gの世界が来れば画面シェアしながら配信しながらというクラウドゲーミングならではのメリットがようやく生かせるというのはあるでしょう。こうした変化の中で、グリーとして新しいものを提供できるチャンスはきっとあるんじゃないかと思う。

永井 永井:僕らはいずれまたWebゲームに戻ってきてもらえるっていうのを信じてつくり続けているところがあります。やっぱり自分たちが信じないと諦めの心が出ちゃうから、そこは「待ってます」という感じ。Webでできることも徐々に増えて、ネイティブでしか実現できなかったことがWeb環境でできるようになる時代はいずれ来ると思います。

高峰 高峰:ゲーム自体も二極化していますよね。

永井 永井:極端にコンシューマー寄りのものか、ライトなものか。

高峰 高峰:そうすると開発にもコストがかかり、新規参入がしづらくなっていくんじゃないでしょうか。我々はガチャという課金モデルをつくり上げてきましたが、ゲームの進化とともに収益モデルも新しく変えてドッキングできるとWebゲームでもっと面白いことができるんじゃないかと考えています。

ーー今後GPとしてやっていきたいことはありますか?

山根 山根:僕自身が取り組みたいこととしては、今開発している機能はGPFのためのものですが、ある程度疎結合にしておいて別につくっているプラットフォームでも利用できるようにすれば効率がいいし皆が幸せになれるんじゃないかと思っています。

藤本 藤本:確かに、グループ内で生かせるところはきっとたくさんあるよね。

山根 山根:これは今から始めても全然遅いことじゃないと思っていて。

藤本 藤本:いやあ、それはぜひやりたいね。

高峰 高峰:ただ今は現状をキープするのが精一杯になっている状態なので、山根さんが言ってくれたようにもっと新しいことにチャレンジする余力を持っておいて攻めに行きたいなというのは、チームを管理するポジションとして考えています。欲をいえば、グリーという名前が日本中に知れ渡った頃に戻りたいという思いがあります。競合はいても、ランキング上位をキープしつつ先んじて挑戦しているような。

藤本 藤本:もっと頑張ります(笑)。でもよく分かるなぁ。

高峰 高峰:今はその準備をしている気持ちで仕事に取り組んでいるという感じですかね。

永井 永井:考えてみれば、この10年くらいでPF事業に関わった社員はピーク時には200人くらいいたけれど、今は40~50人くらい。それでもちゃんと回っているって結構すごいことだと思います。

藤本 藤本:そうそう、ここまで来られたのはたくさんの人の力があったからだよね。さっきも言ったけど、やっぱり10年、15年続くってすごいことだと思うし、ここまで来たらもう10年くらいはやりたくない?という気持ちになってきた(笑)。新しいものをバンバン生み出すのもいいけれど、一つのシステムをつくって、それを継続させていくこともエンジニアが生み出せる一つの価値だと思う。実は長く続いているものをより良くしていくということのほうが頭も使うし、難易度は高いんじゃないかと。

永井 永井:そうかもしれないですね。

藤本 藤本:浮き沈みや大変なこともいっぱいあるけれど、長くやっていることでしか出せない価値がきっとあるから。これまでの知見を社内外にフィードバックして役立ててもらうのも新たな価値提供の形になるんじゃないかな。てことで今後ともよろしくお願いします(笑)。

永井・高峰・山根:よろしくお願いします!

以上

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