グリーのアプリ開発スタジオ「Wright Flyer Studios」の採用サイトではものづくりにかける想いについて、全6回にわたり連載企画を実施しています。
第3回目は「アナザーエデン 時空を超える猫」(以下、「アナザーエデン」)でディレクターを務める古屋海斗氏を招き、今のポジションに辿り着くまでに歩んだキャリアや、スタジオ内に通ずるゲーム制作に対する姿勢についての話を伺いましたので、一部を紹介します。
※Social Game Infoに編集・執筆いただいた記事に編集を加え掲載しています。
古屋 海斗:2012年、新卒でグリー株式会社に入社。新規事業立ち上げや他社協業案件のプロジェクトマネージャーを経験後、新規タイトルの開発プランナーを経て、WFSにて『アナザーエデン』の立ち上げに関わる。現在は同コンテンツのディレクターとして、主に企画とシナリオ統括に従事。
下田 翔大:2012年入社。『消滅都市』の生みの親。シナリオや世界観の設定を始め、シリーズディレクターとしてIP展開やプロダクトのまとめ役を担っている。10月に新設された第3スタジオの部長を務める。
古屋氏が考える、入社当時の仕事への価値観
下田:古屋くんは、新卒で入社して今27歳ですよね。若くしてこれだけ大きなタイトルの真ん中でディレクションをしているのはすごいことだと思うのですが、これまでどういった道筋を経て今の立場に行き着いたのでしょうか?
古屋:入社当初、グリーはゲーム事業中心の会社ではなく、僕もゲームではない事業に配属されました。ただ、ゲームは趣味として昔からすごく好きだったので、仕事にできたらな、と考えることはありました。ただ、今仕事を共にしている加藤さんを始め、業界にはレジェンドクリエイターが多数いることも知っていたので、自分には到底できないと思っていました。
下田:昔からゲームが大好きであるがゆえに作るのは恐れ多いと――。
古屋:神の領域だと思っていました。
下田:では、入社の経緯もゲーム会社として選んだというわけではなく、インターネット事業を展開するグリーを見て入社したのですね。最初は何をしていたのでしょうか?
古屋:20代前半の女性がターゲットのコマース事業の立ち上げに参加していました。僕にとっては未知の領域ながらも、女性誌を読んでみたり、自分なりにがむしゃらに頑張っていた記憶があります。その後GREE Platform事業に異動し、今思うとすごく調子に乗っていたと思うのですが、その部署で趣味の延長から「いまこういうゲームが世界的にヒットしています」という自分なりの分析資料を作っていたりしたんです。すると、当時プロデューサーをされていた方から「プランナーとしてウチのチームに来ないか?」と声を掛けていただきました。それが、ゲーム事業に携わることになったきっかけです。
下田:そこで初めてゲーム業界に足を踏み入れることになったわけですね。それまで仕事をしていたときはどんな気持ちでしたか?
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第3回『アナザーエデン』開発者インタビュー 若きディレクターが出会った“伝説の男”とRPGの歴史を変えるまで
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