グリーの広告・メディア事業本部が運営するメディアのひとつ、「LIMIA」。住まいと暮らしに関する国内最大級のメディアであり、アプリの累計ダウンロード数も650万を突破するなど飛躍的な成長を遂げています。今回は、リミア株式会社(以下、リミア)で働くデザイナーの岡部友理子さんと水本真美さんに業務内容や組織の雰囲気、「LIMIA」への思いなどについて、お話をうかがいました!
岡部 友理子:広告・メディア事業本部所属
シニアUI/UXデザイナーとしてディレクションなど幅広い業務を担当。美術大学を卒業後、イラストレーターとして活動。その後、エンドユーザー向け求人サービスの仕事などを経験し、2015年にグリー(株)へ入社。「LIMIA」の立ち上げから携わっている。
水本 真美:広告・メディア事業本部所属
グリーライフスタイル株式会社でUI/UXデザインをメインに、グラフィック、企画や施策検討、リアルイベントの準備まで、幅広く担当。住まい・暮らしといえば「LIMIA」といわれるメディアを目指している。2016年新卒入社。学生時代はインタラクティブアート、グラフィック、有機EL衣装制作などものづくりに没頭。学校の支援を受けてイギリスで勉強。教員免許も取得。
住まいの分野に大きなチャンスを見いだす!”
ーーメディアとして大きく成長している「LIMIA」ですが、これまでどのような変遷があったのでしょうか。
岡部:「LIMIA」は、グリーの新規事業としてスタートしました。当時、住まい・暮らしに特化した大きなメディアがなかったこと、住宅業界はIT化が進んでいなかったこと、さらに市場規模が大きくチャンスがあるということで、最初は住宅の建築家や工務店の方々とユーザーさまをマッチングさせるWebサービスとして始まりました。その後、DIYやインテリア、収納など住まいづくりへと幅を広げたのが最初の転換期。そして、リリースしたアプリ版がユーザーさまに好評いただき、今はアプリに注力しているという感じです。
ーーApp Ape Award 2017のアプリ部門では、最高賞である「アプリオブザイヤー」を受賞、2018年11月にはアプリ累計ダウンロード数が650万を超えたそうですね。
岡部:はい!最初は”住まいメディア”だった「LIMIA」も、今はメディアとコミュニティのハイブリット型を目指して開発しています。コミュニティとして活性化することで、ユーザーさまにとって、なくてはならないサービスになるんじゃないかと思っています。
ーーお二人は入社後すぐから「LIMIA」のデザイナーとしてプロダクトを支えてきているのですね。
岡部:はい。実は私の入社日は、リミア株式会社の設立日(2015年7月1日)なんです(笑)。当時はまだアプリがなかったので、Web版の立ち上げに携わっていました。今はiOSアプリのUIデザインと、デザイナーのディレクション、さらに組織デザイン的なことも担当しています。WebとAndroidアプリは、水本さんの担当です。
水本:私は、2015年12月からインターンとして働いているのですが、Web版がリリースされて間もないころで、最初はバナーなどのグラフィックに携わっていました。ほどなくしてUIのデザインに挑戦しながら、それと同時に実装面からの視点も勉強させていただきました。そのときにメンターを務めてくれたのが岡部さんです。もう4年目の関係になります。
“温かくファミリー的な雰囲気”
ーー水本さんはインターン時代から今にいたるまで、いろいろな仕事に携わってきたと思うのですが、一番印象に残っているものは何でしょうか。
水本:入社してすぐ、Webのコンテストページをつくってほしいと言われたことです。ひとりでデザインするのではなく、ディレクターさんとお話して決めたり、岡部さんにフィードバックをいただいたりしながら進行しました。その経験から組織でのコミュニケーションを学べましたし、デザインはもちろん、その他のことも勉強させていただきました。入社直後の大きなタスクで得られたものは、とても大きかったですね。
ーーお二人を見ていると、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。実際、リミアはどのような組織なのでしょうか。
岡部:とても温かい組織です。いいものをつくりたいという思いから、異なる意見や方法が出ることはもちろんありますが、みんながそれぞれ発想豊かに、自由に働いています。
水本:私は、メンバーが互いに尊重し合っていることを強く感じています。それと、もちろん岡部さんにはメンターとしてすごくお世話になっているのですが、チーム全体で子育てをするようなファミリー感があるのです。私は、そのおかげですくすく育っていきました(笑)。
岡部:本当にその通りですね。職種を越えたコミュニケーションも、相当近い距離感で行われます。
水本:なので、新しい企画もすぐに形になってユーザーさまへ届けられる強みにつながっていると思います。
”ありのままでいられる──それがリミア”
ーーリミアのメンバーは、ユーザーさまをとても大事にされていますよね。現在は、どのような形でユーザーさまと接点を持っているのでしょうか。
岡部:ひとつは、定期的に行っているユーザーインタビューです。いつも新しい発見があって楽しく、お話をうかがっています!もうひとつはリアルイベントです。これまでは営業チームが主体となって行っていたので、対象はユーザーさまというよりはクライアントさまが多かったのですが、今年は初めてユーザーさま向けのイベントに出展します。リアルな体験をすることで、ファンの皆さまに「LIMIA」をより好きになっていただけると思っているので、力を入れたいですね。さらに、いつも投稿してくださる有名なユーザーさまたちに会いに行き、実際に「LIMIA」を使っている場面を見せてもらおうという企画もあります。
ーー素敵ですね!「LIMIA」が支持される理由ってなんでしょうか。
水本:ユーザーさまの言葉をお借りすると、『ありのままでいられる「LIMIA」が好き』だと。
岡部:そうそう。写真をたくさん投稿してくれる方々がいらっしゃって、彼女たちは当然Instagramも使っているだろうと思っていたのですが、聞いてみると実はほぼ使っていないんですよね。Instagramはきれいな世界観でハードルが高いけど、「LIMIA」は生活感ある写真でもみんな「いいね!」してくれて(笑)。そういうところが”ありのまま”でいられてとても気に入っているとおっしゃっていました。
水本:「LIMIA」はコミュニティも温かいです。
岡部:「LIMIA」が日々の精神安定剤になっているというユーザーさまもいらっしゃいました。人生って、考えてみると「楽しいこと」がたくさん見つかりますよね。「LIMIA」はそんな風に人生を楽しく前向きに、豊かにしていけるサービスです。働くのと遊ぶのと人生が大好きな人たちが、「LIMIA」を支えてくださっているのだと思います。
“現在のスキルをたかめつつ他分野にも挑戦”
ーー今後やりたいことについて教えてください!
水本:私は入社前から『3つの交差点に立ちたい。』と言い続けています。その3つとはデザイン、開発、ビジネスです。私はデザイナーなので基軸となるのはデザインですが、開発の部分にも挑戦しています。今では、細かい部分を実装してリリースできるぐらいになりました。引き続きコーディングは学びたいと思っていて、エンジニアに協力いただき、さらに踏み込んだ部分について勉強させてもらっています。基礎を知ることはできたので、今後は更にそこへ肉付けしていきたいです。
デザイン、開発、ビジネスの3つを体験することで、私にとって開発が一番夢中になれるということがわかりました。デザインに並ぶぐらいスキルを伸ばしたいと思っています。
ーー岡部さんはキャリア採用でグリーに入社され、立ち上げからずっと「LIMIA」とともに歩んできていますよね。
岡部:前職までは新規事業立ち上げが主な役割で、運用フェーズでこれだけ長くやっているのは初めてなんです。「LIMIA」の立ち上げ当初は苦しい時期も続きましたが、日々挑戦し続けているうちにだんだん成果が出てきて、今の規模までサービスが成長してくれました。
「LIMIA」に対してはずっと、自分の子どもみたいな思いを抱いていますね。友人が「LIMIA」を使ってくれていたり、電車で見かけた人のスマホにアプリが入っていたり、テレビCMが放映されたり、夢がだんだん叶っていく経験は、人生でなかなかできないと感じています。どんどん夢は広がっているので、運用フェーズに入ってもまだまだやることはたくさんあります。
ーーやはり、「LIMIA」を育てていきたいという思いは強いのでしょうか。
岡部:メディア&コミュニティ機能としての「LIMIA」はもちろんですが、組織としての「リミア」もデザインしていきたいですね。私は経営企画に属しているわけではないのですが、これからはそうした視点もデザイナーに求められるのではないかと思っています。いいプロダクトは、関わるスタッフみんなが満たされていなければつくれないんです。業務はひとつひとつタスクを潰していけば必ず完了しますが、人の心はそう簡単にはいきませんよね。個人的にコーチングの資格を取ったので、課題解決のお手伝いができることもあるかなと思っています。
日本ではまだまだ長時間働いたり、有給休暇が取りづらかったりするところもあるので、身の回りから変えていくことで日本のためにもなるのかな。そういう組織づくりができたらいいと思っています。その1つとまで言えるかはわかりませんが、最近実施したオフィスの移転では、率先して想いの詰まったレイアウトを作り、工夫をさせていただきました!
“暮らしと人が好き。そんな仲間が集まる集団。”
ーーお二人とも仕事に夢中ですね。
水本:そうですね。もちろん、デザインや開発は永遠に極めて行きたいと思っていますし、ずっと夢中で続けています。一方で、リミアのバリューでもある『暮らしを楽しむ』ことにも夢中です。私は没頭してしまうタイプなので、入社1年目のときは働くことだけに一生懸命になってしまって、とことん仕事をして寝るといった時間の使い方をしていた時期もありました。それが自分の強みだと思っていたこともあったのですが、リミアに携わるようになってからライフサイクルを考え直しました。暮らしを存分に楽しんでいて、質の高い生活をしているLIMIAのユーザーさまやチームの皆さんに影響されたんです。そんな価値を見出せたのは、リミアのおかげです。
岡部:私は人とつながりを持つことが好きで、夢中になっています。とくに最近楽しいのは、社内外のいろいろなアプリやサービスをつくっている人たちとつながることです。そういう人たちはインターネットやWebサービスが大好きだし、知識も多くて、話を聞いているだけでも楽しいんです。人とつながることは単純に楽しいし、知らないことを知ることができるし、誰かが困ったときには人と人とをつなぐこともできる。気軽につながることができるのはIT業界の強みであり、この業界で働く何よりの魅力だと思います。
ーー最後にリミアで働くことに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
岡部:リミアでは暮らしを楽しむ人たちが働いているので、インターネットが好きで、人と住まいに興味がある方にはとても楽しい場所だと思います。エンジニアも優秀な人が多いので、幅広く勉強もできます。
水本:新卒とかキャリアとか関係なく、やりたいと手を上げれば挑戦できる環境です。やりたいという意思のある人は自分の目標がちゃんとある人でしょうし、それに対して誰もが協力を惜しまず、サポートしてくれる素敵な組織です。楽しく働けると思います。
本件に関するお問い合わせ先
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