人類が月に移住するよりも早く月面スポーツを創造するというロマン。VRは人類の可能性を一足先に検証できる?

ニール・アームストロング船長が人類として初めて月に降り立った1969年から49年。 人類はとうとう、月面スポーツ大会を開発し、実施するにいたった。。。

仮想現実(Virtual Reality)の中のお話ではありますが。


グリー広報の入山です。
グリーが2015年から取り組んでいるVR(仮想現実)の大きな特徴は、今はない、今は存在し得ないモノやコトを創造して、バーチャル空間で体感、実現できることかと思います。

宇宙旅行をしたい、月に行きたい、月に降りてみたい、更にはそこでスポーツ大会をしてみたい!

そんなちょっとした未来を、今ある精度の高い情報を元にして創造しようというハッカソンが、グリー×JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)×テックショップジャパンの共催で5月19-20日開催されました。その名も「月面スポーツVRハッカソン」!

全国から応募のあった総数121名から、選考で選ばれた55名14チームが参加し、2日間でそれぞれのチームの開発力を競いました。参加者の中には、国際学生対抗VRコンテストにて決勝大会へ進出した学生や、火星移住計画を考える「HP Mars Home Planet」の日本大会で優秀賞を取ったチーム、VTuberハッカソンにて入賞したチーム、触覚デバイスを開発している技術者など多岐にわたっていました。

今回のハッカソンは、月面の環境下でできるスポーツを考えることが必須条件。そのためにVR内に月面環境を構築する必要がありますが、そうしたすべての人が使う月面情報をJAXAが提供し、事前にグリーのエンジニアがUnityで利用しやすいように加工して提供しました。今回のブログでは、そうした裏側で運営に取り組んだスタッフの足跡をたどります。

5月19日朝8時30分、早朝から受付準備のために赤坂アークヒルズのテックショップジャパンに集まり準備開始。

スタッフで当日の打ち合わせ
実行委員長のxR部部長の原田も真剣(?)
今年の新卒も早速仕事
Lenovo様とGoogle様から貸出(感謝です)

今回のハッカソンの特徴は、プログラミングを競うだけではなく、いかに月の環境を考慮しながらスポーツをするかということで、さまざまなグッズを準備。超人スポーツ協会提供のグッズから、鉄アレイやフィットネスゴムまで。「本当に使う?」と言われながらもVRエンジニアの渡邉が強く推薦したぶら下がり健康器も。実はそれがその後とてつもないことに。。。

超人スポーツ協会提供のバブルボール
超人スポーツ協会提供
小道具の数々1
小道具の数々2

チューター(開発サポート)として、グリーのエンジニアも参加して、困った時の駆け込み寺として活躍。

VRエンジニア
準備に余念がありません
ハッカソンと言えばピザ 準備も一仕事
プレゼン2分が厳守なのでメガホンで声がけも

今回広報のお仕事としては、NHKにハッカソンの様子や審査員として来ていただいた向井千秋さんのインタビューなどの取材をしていただき、夕方のニュースや翌日の「おはよう日本」でも取り上げていただきました。

ちなみに審査員として来ていただいた向井さんですが、全14チームすべての作品を体験されるなどその真摯な姿勢と、的確なコメント、さらにはVRに対してもとても前向きなご意見をいただき、一同感心仕切りでございました。
ぶら下がり健康器とゴムで重力を軽減する体験も
取材を受ける向井さん
グリー×JAXA×テックショップジャパンの当日スタッフで記念撮影

今回のハッカソンは、グリーとJAXAが2017年9月に発表した「グリーとJAXA、VR/AR分野で相互連携」の第2弾の取り組みでした。知識として理解するだけでなく、体験した感覚を得られることがVRの特徴。とてつもなく前向きなJAXAの皆さんに助けられながら、非常に有意義で意味あるハッカソンが実現できました。また、ものづくりの場として本当に素晴らしい場所を提供していただいたテックショップジャパンにも感謝です。

さて、次は月で何をやりましょう。
夢は尽きることがありません。

今後の取り組みにもぜひご注目ください。

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