年頭所感
グリー株式会社
あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2018年、グリーは3つの事業にフォーカスすることを明確にして、それぞれの事業で挑戦をし続けた1年となりました。
ゲーム事業では、新たな海外展開に注力を始めた1年となりました。日本の強みであるアニメは、動画配信サイトなどの普及により急速に海外市場での売上を伸ばしています。そうした日本アニメファンの拡大に合わせ、「エンジン×IP×グローバル」というゲーム事業戦略を掲げるグリーは、提供するゲームの海外展開を積極的に進めています。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか〜メモリア・フレーゼ〜」の北米配信を4月に開始したところ、滑り出しは日本以上の盛り上がりを見せ、その可能性の高さを証明してくれました。今年も引き続きシノアリスやアナザーエデンなど、複数のタイトルを欧米や中国を含むアジア圏などに提供していきます。
広告メディア事業では、DMP事業を手がけるクオント社を子会社化し、事業のさらなる拡大に注力した1年になりました。展開する4つのメディアは順調に利用者を拡大しており、お客さまから受け入れられていることを実感しています。年末にはGoogle Play ベスト オブ 2018 ベスト アプリ 2018 生活お役立ち部門において、おでかけメディア「aumo(アウモ)」が優秀賞を受賞しました。これで、グリーグループからは2017年にユーザー投票部門に入賞した「LIMIA(リミア)」に続き、2年連続での入賞となりました。
ライブエンターテインメント事業では、CGのキャラクターを使用して動画配信を可能にするVTuber専門のサービスを開始しました。「なりたい自分で、生きていく」というコンセプトを掲げたVTuber専用ライブ視聴アプリ「REALITY」を中心に、プラットフォーム事業とプロダクション事業に取り組んでいます。10月には一般ユーザーがスマートフォンだけでVTuberとして動画配信できる「REALITY Avatar」の提供を開始し「なりたい自分」で生きていく人たちが増えています。インターネット発、日本発の全く新しいライブエンターテインメントを生み出し、日本だけにとどまることなく、世界にも挑戦していきたいと考えています。
2019年、グリーは創業15周年を迎えます。これまでのご支援、誠にありがとうございます。創業の頃から掲げる「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションは、昨日よりも今日、今日よりも明日を豊かにしていくためのサービスを作っていくことを目指した気持ちを表現したものです。より感動するゲーム、心を揺さぶられる体験、日々をより便利で快適に暮らしていけるようなサービスを目指して、今年も社員一同精進してまいります。ご期待ください。
代表取締役会長兼社長
田中 良和
以上
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