グリーとBIGLOBEがモバイルゲームおよび高速モバイル通信サービスの品質向上に向けて共同で技術検証を実施

BMP技術を活用したネットワーク管理の高度化を確認

グリー株式会社
ビッグローブ株式会社

グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 良和、以下「グリー」)とビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:古関 義幸、以下「BIGLOBE」)は、ゲームサービスおよび高速モバイル通信サービスの品質向上を目指し、共同で技術検証を実施いたしました。

モバイルゲームにおけるデータ通信の遅延はユーザーに対してストレスを与え、ゲームのエンターテインメント性を損ないます。そのため、ゲームデベロッパーにとっては死活問題であり、モバイルゲームの高品質な運用をするうえで大きな課題となっています。こうした課題は、モバイルゲーム事業者だけでは解決が難しく、ゲームとユーザーをつなぐ役割を担うインターネットプロバイダとの連携が不可欠です。今回、モバイルゲームなどを提供するグリーと高速モバイル通信サービスなどを提供するBIGLOBEが連携し、ネットワーク接続状態の詳細をリアルタイムに把握可能になるBMP技術(※1)により、ネットワークの管理を高度化できることを確認いたしました。

今回の技術検証の概要は以下の通りです。

1.グリー、BIGLOBE間において、ネットワーク接続の管理が高度化できることを確認

現在標準化が進められているBMP技術により、両社間のネットワーク接続管理の高度化が可能か、複数の装置を用いて検証しました。このたびの検証では、両社間のネットワークに異常が発生した場合には、故障原因を速やかに特定し、早期に復旧することができました。これにより、BMP技術が高品質なゲーム運用を支える有力な技術であることが確認されました。なお、ネットワークの異常を早期に復旧することで、ゲームユーザーは、「ゲームの操作が重い」、「操作のタイミングが合っていない」といったストレスなく、快適にモバイルゲームを楽しむことが可能になります。

2.検証結果を広く開示し、BMP技術の標準化や発展に貢献

このたびの検証の結果をもとに、BMP技術の標準化および実装に不足している部分、今後開発されるソフトウエアに必要な技術要件などを広く開示し、本技術の標準化活動や、関連ソフトウエアの開発に貢献します。検証内容や結果の詳細は、JANOG34ミーティング(※2)にて発表したほか、検証に参加したエンジニアによる寄稿を両社の「テックブログ」(※3)にそれぞれ掲載しています。

なお、両社では次世代を担うリーダーを育成する取り組みにも注力しており、このたびの技術検証は、20代の若手エンジニアを中心に推進しました。

今後もグリーおよびBIGLOBEでは、モバイルゲームやインターネットサービスのさらなる発展、利用者の利便性向上に向け、技術検証をはじめとするさまざまな取り組みを行っていきます。

GREEおよびGREEロゴは、日本および、またはその他の国におけるグリー株式会社の商標または登録商標です。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

以上

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