年頭所感
グリー株式会社
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年、グリーの主力事業であるゲーム事業においては、2年ほど前から取り組んできたスマートフォン向けゲームアプリの開発がいよいよ結実し、「追憶の青」など複数のゲームタイトルの提供が開始されました。
2017年はWright Flyer Studios、ポケラボなどグループ各社から新作タイトルが続々と配信される予定です。ぜひご期待ください。
また、VR元年と言われた2016年は、各社からヘッドマウントディスプレイが発売され、市場への期待感が一気に膨らんだ1年となりました。私たちは将来のVRプラットフォーム市場の拡大を見据え、技術力の強化やノウハウの蓄積、情報収集などを目的に、開発・投資・市場振興という3つの方針を掲げてさまざまな取り組みを実施してきました。アドアーズ社と共同でアーケード向けタイトルを開発し、フジテレビとは共同プロジェクト「F×G VR WORKS」も立ち上げました。4月には北米のVRスタートアップに投資するGVR Fundを組成して投資先を拡大するとともに、市場振興を目的とした「Japan VR Summit」を5月と11月に開催し業界全体の底上げに貢献するとともに、ネットワーキングの強化を図っています。
2017年はさらに取り組みを強化し、来るべきVRプラットフォームの普及、拡大期に向けて準備を進めていきます。
新領域事業においては、スマートフォンの普及と通信環境の発展により動画市場が拡大しており、広告子会社であるGlossomの動画広告などが順調に売上を伸ばしています。また、ゲーム運営のノウハウを生かして、運営受託および運営権の買い取り事業でゲーム事業のテコ入れを図るとともに、お客さまから好評をいただいているカスタマーサポートを事業化し、大手ゲーム会社の同業務を受託するなど、コスト部門から収益部門へと転換しました。
2017年も、グループ全体の成長に貢献する事業を作っていくためにリソースの最適化を図りながら、各新領域事業に取り組んでいきます。
一方、「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というコーポレートミッションを掲げるグリーは、インターネットの健全な発展が事業成長に欠かせないという信念のもと、これまで同様にインターネットの啓発活動に取り組んできました。今年も引き続き企業市民として、こうしたCSR活動に積極的に取り組んでいきます。
代表取締役会長兼社長
田中 良和
以上
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