飛躍的な成長を遂げている美容メディア「ARINE」。その運営の中核を担う滝野裕大、倉橋眞子に、入社したきっかけやメディアへの思いなどを聞きました。
滝野 裕大 (写真左)
2017年新卒。立ち上げから「ARINE」に関わっており、新卒MVPを受賞した若手のホープ。現在はメディアのマネタイズやアプリのプロモーションなど、マーケティング全般を担当。
倉橋 眞子 (写真右)
2018年新卒。編集やライティングがとにかく好きでこの業界に入る。入社1年目にして約60人のライターを取りまとめ、熱量の高いコンテンツを生み出し続けている。おっとりとした雰囲気を持ちながらも、芯の強さは社内でも折り紙付き。
“入社の決め手は、ちょっとした違和感とグリーの熱量。”
ーーそれぞれの仕事内容を教えてください。
滝野:「ARINE」のマーケティング全般を担当しています。具体的には「ARINE」をプロモーションする広告と、メディアとして「ARINE」をマネタイズするための広告をマネージメントしています。
それに加えて、ユーザーさまがアプリを頻繁に使ってくれるような機能や、コンテンツの施策検証を回すグロースハックに従事しています。
倉橋:「ARINE」は学生のアルバイトなども含めると60人ぐらいライターがいるので、そのディレクションやマネージメント、記事のクオリティーチェックといった編集関連の仕事を担当しています。紙媒体の編集と違うのは、数字が直に反映されるところ。だから数字を見ながらやりとりすることが多いですね。
ーーお2人がグリーに入社した決め手はなんだったのでしょう?
滝野:新卒採用の面談です。「ARINE」立ち上げの2日前に、今の上司である高原、長谷川と面談する機会があったんですが、リリース2日前にもかかわらず2人とも余裕な表情を見せていたんです。「リリース直前なのに、なんでこんなに余裕があるんだろう?」というちょっとした違和感が興味につながって、この人たちと一緒に働いたら面白そうだと思いました。
倉橋:私は学生時代から、外部ライターとして「ARINE」で記事を書いていました。もともと書くことが好きですし、当時は女子大生ライターがすごく流行っていて。そのころは10媒体ぐらいに携わっていたんですが、「ARINE」もその中のひとつという感じでした。
ーーそれがなぜ就職先に変わったのでしょうか?
滝野:もともと倉橋はアルバイトとして働いていましたが、既にライターを仕切る立場になっていたんです。それで僕の方から「もしよかったら就職先のひとつとして考えてみないか?」という話をしました。
倉橋:それがきっかけで面接を受けたのですが、人事の方には「他社も受けた方がいいですよ」と言われたんです。
ーー普通の会社なら、ありえない会話ですね(笑)。
倉橋:それで、IT企業でウェブメディアを運営している会社をいくつか受けました。ユーザーさまの動きや反応がダイレクトに見られるという、ウェブメディアならではの特性が私は好きだったので、紙媒体は受けませんでした。他社を受けてみて感じたのは、熱量の違いです。たいていのウェブメディアは数字ばかりを追いがちですが、グリーは数字を追いながらもユーザーさまやコンテンツに対して熱量が高いんです。それが私の中の決め手になったといえるかもしれません。
“「若いから」は、できない理由にはならない。”
ーー滝野さん、倉橋さんは入社してまだ数年ですが、重要なポジションを任されていますね。
倉橋:配属されたときは、ライターが約60人いる状況で、本当にいろいろな経験をさせてもらいました。当時は「ARINE」が伸び悩み、ライターの士気が下がっていたので大変でしたね。上司の高原から「組織を変えていこう」みたいな話をされたのですが、正直、何をしていいかわかりませんでした(笑)。
ーーそれをどう切り抜けたんですか?
倉橋:高原からは「とにかくコミュニケーション量しかない」と言われたので、メンバー1人1人と向き合って、それぞれが抱えている課題と不安を解決していくことに専念しました。それを1年やり続けていく中で、60人中5人のマインドが変わり、その5人の影響もあって10人のマインドが変わり、という連鎖が生まれて、チームとしてのまとまりが出てきたんです。上層部は「メディアとしてどこに向かっていくのか」というしっかりとしたビジョンを持っていましたが、それがライターには伝わっていなかったんですね。
ーーすごく地道な努力ですね。
倉橋:目標やビジョンをなるべく簡単な言葉にして、わからない人には何度でも説明をしました。私、こう見えても芯が強いんですよ。泥臭いってよく言われます(笑)。今思えば、よく私に任せてもらえたなと思いますが、本人にやる気さえあれば「おまえにはまだ早いからやめろ」ということを言う人が一切いないのは、グリーの特徴かもしれませんね。
滝野:裁量権があると言ってしまうと、与えられるもののように思われるかもしれませんが、自分がやりたいことに対してしっかり筋が通っていれば挑戦させる、という社風がグリーにはあると思います。強い気持ちさえ持っていれば、チームのメンバーが後押ししてくれますし。
倉橋:社長や上司に直接意見を伝えて、それを議論してもらえる風通しの良い環境もあるんです。
滝野:僕は今も、グリーに入社するという選択はまったく間違っていなかったと思います。入社したとき以上に、今は正解に近い場所にいると感じています。仕事が楽しいかどうかは大切なことだとは思いますが、楽しくなければそれをどう変えるかを考えて、実行することだってできます。
“各分野のとがった人が、同じ船に乗って同じ方向を目指している。”
ーー「ARINE」はメディアとしてすごく成長していますね。
滝野:「ARINE」はグリーの中で伸びているメディアの1つです。
倉橋:「なんでそんなに伸びているんですか?」とよく聞かれるんですけど、本質的なことを言うと、60人のライターがそれぞれ主体的に動けるような組織形態を構築したのが大きいと感じています。「こうすればアクセス数が伸びる」「こんなコンテンツが喜ばれる」と、上から下に具体的な方法を伝えるのが効率のいいやりかたです。でも「ARINE」では、そういう方法ではなく、ライター自身がユーザーさまのことを考える記事の作り方やワークフローに変えていったんです。そうすると、ライター自身がコンテンツ作りを楽しむようになって、その熱量が記事にも反映され、最終的にはその熱量が読者へも伝わるという、すごくいいサイクルが生まれていったんです。
ーー「ARINE」が一番こだわっているのは、その熱量でしょうか。
倉橋:まさにその通りです。IT企業ならではのノウハウやロジックは一定数担保しながらも、メンバーが高い熱量で記事を書ける環境を整備するのは、とても大切なことですから。
ーー「ARINE」の強みはどんなところにあるんでしょう?
倉橋:「ARINE」の主なユーザー層は25~35歳の女性ですが、ライターも20代の女の子がすごく多いので、気持ちを共有できることですね。そして、バランスがいいメンバーがそろっていることも強みだと私は思っています。上司がマネージメントをしっかりしてくれるから、私たちもコンテンツ作りに夢中になれるんですよ。
滝野:スキルセットも、マインドセットも、経験も、みんなそれぞれ違う。そういう個性の塊みたいな人たちが、1つの組織としてまとまっているんです。高原も「『ARINE』は海賊みたいな組織です」と採用サイトのムービーで話していますが、まさにその通りだと思います。各分野のとがった人が、同じ船に乗って同じ方向を目指しているということですね。そして適材適所できちんと補い合えているんです。どこか1つだけに偏っていると、立ち上げ時はスピードが出るかもしれませんが、新しいものは生まれにくいのではないでしょうか。
ーー「ARINE」のこれからについて教えてください。
滝野:立ち上げ当初の「メディアとはなにか」という手探りの状況から、ようやくメディアの本質が見えて、ユーザーさまにも価値を提供できるようになってきました。まだまだ投資段階ではありますが、今後はウェブ、アプリ、営業という3つの軸でメディア規模を大きくしていけば、間違いなく収益が伸びることは見えています。あとは、その3つをいかにスピーディーにやっていくかですね。
倉橋:立ち上げ当初の「メディアとはなにか」という手探りの状況から、ようやくメディアの本質が見えて、ユーザーさまにも価値を提供できるようになってきました。まだまだ投資段階ではありますが、今後はウェブ、アプリ、営業という3つの軸でメディア規模を大きくしていけば、間違いなく収益が伸びることは見えています。あとは、その3つをいかにスピーディーにやっていくかですね。
ーー最後にグリーに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
滝野:グリーは、単なるやらされ仕事でいいという人より、自分から動いて無から有を作り上げていきたいという人には最高の環境です。どんな奇抜なことでも、そこにちゃんと筋が通ってさえいれば、受け入れてくれる懐の広さがあるんです。
倉橋:グリーってこういう会社、と簡単には決めつけられないところが魅力だと思います。私は学生ライターと一緒に働いているので就活相談をよく受けるのですが、何かに夢中になって、熱量を持って取り組んでいる人はグリーに向いていると思いますよ。
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