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3歳から体験可能なVRゲーム開発秘話!~ママさんプランナーと20代パパエンジニアが「子どもに体験させたい」未来の遊び~

こんにちは、広報の山田です。
グリー×イオンファンタジーで取り組む「未来を遊ぼ。ファンタジープロジェクト」
このたび、世界初のアミューズメント施設専用子ども向けVRゲーム機が日本と中国のモーリーファンタジー300店舗(日本200店舗、中国100店舗)で提供を開始します!(※)

現在一般的に普及している複眼のヘッドマウントディスプレイ(以下「HMD」)は、子どもの目の発達に影響を与える可能性があるとされ、世界的にメーカーが13歳未満非推奨の自主規制をかけたり、日本では一般社団法人ロケーションベースVR協会が7歳未満に制限をかけるガイドラインを発表したりしています。

そこで、今回のプロジェクトでは、目の負担を軽減する試みとして、オリジナル単眼HMDを独自開発し、VRという新しい体験を小さい子どもたちにも広げる取り組みを進めてきました。

本プロジェクトを進めてきたのは、時差出勤で働くママさんプランナー野村20代パパエンジニア渡邉のコンビ。
企画から稼働開始まで約1年間の苦労や大切にしてきたことを聞きました。

プランナー野村:「ママでもクリエイティブな仕事はできる!」

自身が企画したゲームを娘と楽しむ野村

今回のプロジェクトで一番苦労した点は何でしたか?

最初はキッズ世代(6歳以上の小学生くらい)を対象にコンテンツを企画していました。子どもは小学生くらいになると男女で趣味嗜好も分かれてくるので、男女それぞれに向けた親子で遊べるものを考えていました。 しかし、イオンファンタジーさんと協議を重ねていく中で、メリーゴーランドなどの体感機を繰り返し遊ぶことを好む、トドラーと呼ばれる4~6歳の世代をメインターゲットにし、VRという新しい体験をしてもらうという方針に変わりました。そこで企画を一から考え直して約1週間後に再提案したのが今の3機種ですが、時間がない中での案出しが一番大変でしたね。

一発で3つとも企画が通ったのはすごいですね。

1人だけではなく、2人で体験できたり、HMDをかぶるだけではなく、バズーカのようにのぞき込めたり、それぞれ違うVR体験ができるように企画・提案できたことが良かったのだと思います。

親子2人でも遊べる!「VRどっかん!ブロック」
ゴーグルをのぞき込む「VRぶっとび!バズーカ」

全店での稼働開始は3月17日ですが、その前にロケテストやグリー社内で行われたファミリーデーでも実際にお子さんに体験いただく機会がありましたよね。反響はいかがでしたか?

アンケートの結果、約95%のお子さんが楽しいという反応を示してくれたことは本当に良かったです。
ただ、仕様や難易度については実際のゲームのクリア状況を見ながら調整をかけました。特に、「VRどっかん!ブロック」については当初音楽に合わせてブロックを積み上げていくリズムゲームだったのですが、トドラーはブロックがただ積み上がっていくだけでも楽しいということがわかり、リズムゲームの要素はなくしました。
また、親御さんの反応も気になっていたのですが、ポジティブな意見が多くありました。「スマホやタブレットを子どものうちから扱えるような時代、プログラミングの必修化など、世の中がどんどん進化していく中で、VRという新しい技術を一早く身近で体験できる場があることは嬉しい」という声もいただきました。200円という価格についても手軽に感じていただけているようです。

野村さん自身も、お母さんだと思いますが、ママ視点でこのゲームの企画に関わってきて、良かったなと思うことはありますか?

自分の子どもに遊んでもらえるものを作れたことは純粋に嬉しかったです。
後は、このプロジェクトに関わるまでは、小さい子どもがいて勤務時間に限りのある母親はあまりクリエイティブな仕事はしてはいけない、と自分で勝手に制限をかけていたところがありました。今回、普段はモバイル向けのサービスを提供しているグリーが、子ども向けにアーケードゲームを作るという初めての試みの中、前職でアーケードゲームを作っていた経験を持つ私がプロジェクトメンバーとして参加させてもらうことになりました。
不安はもちろんあったのですが、プロジェクトメンバー全員子どもがいたので、お互いその環境を理解しながら、クリエイティブな仕事をママでもやっていいんだと自分の殻を破り、「ママ社員」だからこその貢献ができたことが嬉しかったです。

エンジニア渡邉:「息子に自慢できるゲームを作る」

HMDの試作品3号機、初期はダンボール工作で試行錯誤

単眼のHMDの開発にはどんな課題がありましたか?

単眼の場合、ディスプレイと目の距離が必要になります。例えば今お持ちのスマホを目に思い切り近づけると画面が大きくて全体が見えないですよね?一方、複眼は片目で見ているので5cmくらい離せば見ることができます。単眼の場合、視野角を広げるには大きいディスプレイが必要なんですが、それでは頭に着けると重すぎてしまいます。
この課題を解決すべく、ディスプレイのことを調べたり、詳しい人に話を聞きに行ったりするうちに、大きめのディスプレイを頭部に持っていき、鏡で反射させることで、圧倒的な視野角を確保しつつ、全体の重心が後ろになり、前面の重さが軽減されるという結論にたどり着きました。

初めて鏡を搭載した試作品6号機

今回のプロジェクトではHMDの装着やお客さまの動きを補助する誘導員がつかないという前提がありましたが、その上で工夫したポイントはありますか?

固定の仕方にこだわりました。HMDには、目の周辺と後ろのゴムバンドで挟んで固定するものと、額で固定するものがあります。目で固定するものは、HMDに汚れが付きやすく、ニンジャマスクと呼ばれる目の周りを覆うマスクをつけて使用することが多いですが、誘導員がいない場合はマスクなしでも使えるよう、額で固定する方式が良いと考えました。

ヘルメットの形にしたのはなぜですか?

これまでお話した視野角や重さの問題のように、そもそも現実的に使えるものにすることは大前提ですが、子どもが遊ぶものなので、全体の見た目も、子どもが「かわいい!」「かっこよい!」と感じてかぶりたくなるようなデザインとして、ヘルメット型を採用しました。

実際にヘルメットに取り付けてみた試作品2号機
いろいろ装飾を施したかったのですが、ミラーとディスプレイの重さでこれ以上前面を重くすることができなかったので、プリントで装飾を施すことにしました。

試行錯誤を重ねて作り上げたものがいよいよ店舗に並ぶわけですね!パパエンジニアとしては、自分が作ったものを子どもに体験してもらえるのは嬉しいですよね。

そうですね!僕の息子はこの春3歳になるので近くのお店に連れて行くのが待ち遠しいです。
プロジェクトの途中に一度体験させましたが、ゲームが開発途中だったのと息子が小さすぎたので、あまり楽しんでもらえませんでした。今回の正式稼働時に楽しんでくれたなら、ゲームの完成と息子の成長をダブルで感じられそうです。
お店に連れて行ったらまずプレイさせて、喜んでくれたら「これパパが作ったんだぞ!」と思いっきり自慢したいと思います。それが言いたくて1年間このプロジェクトを頑張ってきたところが多分にありますので(笑)

試作品の数々と記念撮影。最終的にVRメットはどんな形に?? 実際に店舗でお試しください!

世界でもまだ例のない子ども向けVRゲーム機、しかも日中300店舗という一斉大規模展開を約1年で実現した裏には、本当に子どもに遊んで欲しいもの、楽しんでもらえるものを追求し続けた等身大のパパママ社員がいました。
子ども向けVRは全国200店舗のモーリーファンタジーで稼働します!導入店舗は「未来を遊ぼ。ファンタジープロジェクト」に掲載しておりますので、ぜひお近くの店舗にお立ち寄りください!

以上

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