皆さん、こんにちは。久しぶりに登場の入山です。
今日はグリーのさまざまな業務をサポートをしてくれている特例子会社「グリービジネスオペレーションズ(以下、GBO)」の訪問リポートです。
GBOにはグリー社内のいろいろな部署が業務委託をしていて、広報室も助けてもらっています。
例えば、社内外のイベントや取材を受けた際の記録音声のテキスト化、新聞や雑誌などの掲載情報のデジタルデータ化、この広報ブログの効果測定もそうです。社内報冊子「ジーマガ」の発送作業(社員の自宅や実家など)もGBOが行っています。
今やグリーに欠かせない存在となったGBOとはどんな会社なのか。また、グリーが障がい者の雇用促進のために取り組んでいることについて、紹介します!
GBOってどんな会社?
GBOは、グリーが2012年5月に設立した特例子会社です。
特例子会社とは、障がい者の雇用に特別な配慮をした会社で、GBOでは主に「発達障がい」と言われる特性を抱えている方を中心に、約30人が働いています。
広報室の業務以外では、市場調査や人事関連のワークフロー管理、健康診断のスケジュール調整など、さまざまな業務を受託しています。
なお「発達障がい」は、社会性やコミュニケーション、想像力という三つのことにおいて障がいを有していることが特徴とされています。
個別の障がいとして、「アスペルガー症候群」や「ADHD(注意欠陥・多動性障がい)」「LD(学習障がい)」は耳にする機会も多いと思いますが、これらの症状が「発達障がい」に含まれます。
著名人にも自らが「発達障がい」であることを公表している方が多く、俳優のトム・クルーズさんや水泳のマイケル・フェルプスさん、映画監督のスティーブン・スピルバーグさんなどがそうです。
働きやすい環境で、みんなの能力を引き出す
GBOは昨年、厚生労働省管轄の団体から職場改善奨励賞という賞を受賞しました。
昨年受賞した「障害者雇用職場改善事例奨励賞」が飾られていました
評価をいただいた、さまざまな取り組みの背景には、「障がい特性に十分に配慮した労働環境と仕組みを作ることができれば、高いパフォーマンスを発揮し、より成長できる」という考え方があります。
具体的な取り組みとして、主に次の二つが挙げられます。
1. リーダー&サブリーダー制度
障がいを持つ従業員の特性や相性を考慮し、業務ごとにチーム制にした上で「リーダー&サブリーダー制度」を導入しています。
一般企業の中で障がいを持つ人が働く場合、リーダーは一般社員というケースが少なくありません。しかし、特例子会社であれば、同じ特性をもつ人たちでチームを作り、リーダーを決めることもできます。
リーダーになった社員は高い責任感を持つことができますし、頑張ればリーダーになれるという環境は働くモチベーションにもつながります。そういった点を評価していただきました。
2. 社長1on1面談
2013年に就任した社長の福田が特に力を入れているのが、一人ずつ(1on1)の面談です。
各社員と1on1面談を定期的に実施して意見を交わすことで社員のストレスを軽減することができますし、何より福田自身の障がいを持つ社員への理解が増します。
より的確な判断ができるようになったため、意思決定のスピードが速くなったそうです。
事業成長に貢献する子会社になる!
今年、3周年を迎えるGBOですが、ただ障がい者雇用数の確保を目的として存在するのではなく、「グリーグループ全体の事業成長に貢献すること」をミッションに掲げて社員全員が高いモチベーションを持って取り組んでいます。
同じグループの一員として、「誰しもが誇りを持って働ける環境をグループ全体で作っていきたい」と思った訪問でした。これからも、応援していきます!
(※写真は昨年6月発行の社内報冊子「ジーマガ」0号)
社内見学の受け入れについて
GBOの取り組みについて、最近はいろいろな方に関心を持っていただいています。
私のように六本木本社から見学で訪問することがあるのですが、グリー社員だけでなく他社の方々の見学も歓迎しています。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
- グリー株式会社 広報担当
- 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
- E-mail: jp-pr@gree.net
- URL: https://corp.gree.net/jp/ja/
- Facebook: グリー株式会社
- Twitter: @GREE_pr_jp