【CSRレポート】東京都の町田市立七国山小学校で実施された情報モラル啓発アプリ授業を支援しました

グリー株式会社(以下「グリー」)は、2016年12月15日に、啓発アプリ『魂の交渉屋とボクの物語 - Soul Negotiator -』(たまボク)を活用した情報モラルの授業の支援を行いました。

グリーが支援を行ったのは、東京都教育委員会の情報モラル推進校である東京都立山崎高等学校の生徒の皆さんが、町田市立七国山小学校6年生にむけて実施した情報モラル授業です。本授業は、グリーが提供する啓発アプリ『魂の交渉屋とボクの物語 - Soul Negotiator -』(たまボク)を活用し、グリーは事前準備や一部機器の提供などの支援を行いました。

本授業には2つの目的があり、1つは年齢的にも近い高校生から授業を受ける小学生が、SNSをより身近なものとして捉え、「受け手への十分な配慮に基づいて情報を発信できる能力や態度」を身に付けることです。もう1つは、高校生が小学生にSNSの注意点を教えることで、高校生自身がSNSの使用方法について振り返ったり、また自校のSNS使用ルールが十分であるかを考えたりすることで、情報モラルを高めることを目的としています。

グリーは本授業に先駆け、山崎高校の生徒に向け『たまボク』を使ったワークショップを実施しました。そこで生徒自身がワークショップを通して考えたことや感じたことを下に、今度は自らが小学生に教える際のポイントや工夫を考え、チームごとで話し合い準備を進めました。

12月15日の高校生による小学校での授業は、児童の皆さんにとって授業が分かりやすく、また親しみやすくなるための工夫が各所にちりばめられていました。高校生による自らのSNSルールの紹介やスマートフォンでの失敗談などを織り交ぜながら、児童の皆さんと一緒にアプリを進行し、その後インターネットの使い方についての議論を行いました。

後半のパートでは、「チャットやメールのような、文字だけでのコミュニケーション」に関する悪い点、良い点について話し合いました。児童各々がまずワークシートに書き出し、その後グループとなって話し合いを行い、活発に発表していました。児童の皆さんは、文字でのコミュニケーションの特性について両側面から考えることで、適切な利用について考えを深めることができました。

高校生の皆さんも、児童の反応に非常に手ごたえを感じ、最後は達成感と共に授業を終えることができました。また教える体験を通して理解を深め、自身のスマートフォンやインターネット利用において振り返る良い機会となったようでした。

現在、『たまボク』紹介ページでは、アプリを利用した情報モラルの授業を簡単に行っていただくことができる、無料の指導ガイドをご用意しています。授業の準備から、ストーリーごとの詳しい解説、学習のねらいも収録しており、授業のまとめに使いやすいワークシートもございます。ぜひご覧ください。

グリーは、今後もインターネットをより楽しく安全にご利用いただくために、全国各地で、情報モラルインターネットリテラシー向上を目指した活動を積極的に行い、ICT 利用啓発につなげるための企業責任を果たしていきます。

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