【グリーが担うサステナビリティ】 親子で楽しむ!託児銭湯を実施しました

皆さん、“ 託児銭湯 ” という言葉を耳にしたことはありますか?

サウナ好きで有名なWebライターのヨッピー氏が「幼いお子さまがいるお父さん、お母さんにも、ゆっくりお風呂に入ってほしい」という想いで立ち上げた、無料で託児ができる銭湯イベントです。

子育て家庭では、保護者がゆっくり入浴できる機会は少なく、SNSでも「一人でのんびりお風呂に入りたい」という投稿がよく見られます。仕事や育児の疲れを癒すために、自分だけの休息時間を楽しんでほしい、そんな願いから始まったイベント、それが託児銭湯なのです。

グリーが取り組む「サステナビリティ」活動においても、社会全体で子育てしやすい環境を作ることは非常に重要だと考えています。そこで託児銭湯の協賛企業を探されていたヨッピー氏とグリーが連携し、協賛イベントを実施することになりました。本記事ではその様子をお届けします。

託児銭湯の会場は、中野区にある松本湯さん。サウナーの聖地として都内有数の人気を誇り、土日にはオープン前から長蛇の列ができるほどです。イベントの主旨に賛同いただき、通常オープン前の数時間を、貸し切りで会場提供していただきました。

大切なお子さまをお預かりするため、グリーとしても安全面に最大限配慮し、完全予約制の上、託児人数に適した保育士を配置しました。もちろんみなさん有資格者です。私たちグリー社員も事務局スタッフとして参加しました。

オープンと同時に来場した保護者の皆さんは、保育士さんにお子さまを預けて、続々と浴室へ入っていきます。お子さまたちは、おもちゃに囲まれながら楽しそうに遊ぶ子もいれば、お母さんがいないことに気づき、ワッーと泣き出してしまう場面も。そういった子にはマンツーマンで保育士がつき、優しく抱っこされながら、一緒に保護者の帰りを待ちました。

ぐずっている我が子を不安に感じ、なかなか浴室に入ることができない保護者の方もいらっしゃいました。それでも浴室に入られた後は、時間を目一杯使って、一人の時間を楽しんでいらっしゃいました。

帰り際に、「大好きだったサウナに数年ぶりに入ることができました。」「一人で入浴するのは久々で、ゆっくりと湯船に入って疲れが取れました。」と話すみなさんの顔は晴れやかで、ほんの少しの時間でも日頃の疲れを癒すことができたのではと思います。

「また来たい!来週またやる?」と声を掛けてくれたお子さまもいらっしゃり、屈託のない笑顔に周りの大人が思わず笑みをこぼす場面も。息抜きの場というだけでなく、子どもたちが大人になるための一歩としても良い機会になったのでは、と感じるイベントでした。

最後に、託児銭湯の企画運営者であるヨッピー氏からのコメントをご紹介します。


ヨッピー氏

ーー託児銭湯を始めたきっかけを教えてください。

ヨッピー氏:この子が産まれた新生児期の頃は僕が夜間担当をまるっと引き受けたのですが、日中仕事をしつつ夜中は子どもの面倒を見る、みたいな事をずっと続けてると流石にしんどいので、奥さんにお願いして「銭湯通いは続けさせてくれ!」という事で毎日ひとりで銭湯に行く時間を無理やり捻出していたのですが、その経験から「子どもや仕事から解放される時間は絶対に大事だな~」と思ったからです。特に育児世帯は「お風呂にゆっくり入れない」って言いますしね。

実際にやってみたら反響がすごく、毎回定員数以上の応募が来る上、回を経るごとに申し込みの数が右肩上がりで増えていったので「やっぱり需要があるんだなぁ」と思いました。中野区の銭湯で実施してるんですが「中野区民でよかった」なんて言う人も。大変だけどみんな喜んでくれるし楽しかったです。

親子に向けた支援活動が今以上に広がり、未来を担う子どもたちの世界がより素晴らしいものになることを願っています。