【グリーが担うサステナビリティ】千葉大学との共同授業にて「教育×メタバース」の講演を行いました

2013年より毎年実施している 「グリー×教育 千葉大学共同授業 プロジェクト」 。グリーグループでは、毎年サステナビリティ活動の一環として、千葉大学教育学部と共同で「教育の情報化」を担う教員の育成を目的とした授業をプロデュースしています。今年は、REALITY XR cloud 株式会社 代表取締役社長の春山 一也が 「メタバースの世界をビジネス思考で考える未来授業」 と題した講演を、千葉大学教育学部の学生向けに実施しました。

今回は、講演当日の様子をお届けします。

講演では、「メタバースとは何か」 について、技術例やその成り立ち、課題や未来の可能性などについて説明した上で、教育現場でメタバースがどのように活用されているのか、具体的な事例を紹介しました。
講演が進む中で、教育とメタバースの展望について、学生たちからさまざまな考えがあがり、それらについて講師が解説を交えながら意見交換を行いました。教職を目指す教育学部の学生が、ユーザーの視点とは異なる「教員の視点」で、教育現場においてメタバースをどう活用すべきか、真剣に悩む姿が印象的でした。

講演後に実施されたアンケートでは、

「今、話題となっているメタバースは、本格的な活用に向けてさまざまな実証実験が行われていることがわかった。学習や児童・生徒との対話、学級運営の手段として教育にも活用することが考えられ、非常に夢があると感じた。」
「メタバースは教育や日常とはかけ離れているものだと感じていた。しかし、今回の講義で教育とかけ合わせるアイデアを得たことによって見解が広がった。」
「情報リテラシーの必要性が一層高まる中で、子どもたちがインターネット上のプラットフォームに触れることも経験として重要であると改めて思った。」

といった意見が寄せられました。
また、メタバースの強みと課題、両面を捉えた考察や追加質問もあり、学生たちの深い考察力に驚かされました。

続いて、千葉大学教育学部長である藤川先生と登壇者の春山のコメントを紹介します。



藤川先生:千葉大学教育学部では、今の学校教育に対応できることはもちろん、近未来の教育をも担える教員の養成を進めています。今回、春山さんにはメタバースに関わる技術が社会の中でどのように活用されつつあるのかを、学生たちとの対話を通してお示しいただきました。春山さん、関係の皆さま、ありがとうございました。



春山:藤川先生ならびに学生の皆様には大変熱心に参加いただき、感謝しております。約80名の皆様からアイデアをいただく中で、柔軟な考えや教育学部ならではの発想が私にとって刺激的であり、未来に繋がる時間を過ごすことができました。普段の学習のなかで、メタバースは決して近い存在ではなかったと思いますが、今回の講義が未来を担う千葉大学の学生に役立つことがあればうれしく思います。この度は、誠にありがとうございました。

教育とメタバースが連動した時、教育の未来はどのように変わっていくのか。
技術の進歩だけでなく、教育現場に関わる私たち一人ひとりが学びや試行を重ねることで、未来の子どもたちにとってより魅力的な学びの場が生まれていくことを願っています。

グリーグループは今後も、インターネットを楽しくより安全にご利用いただくため、情報リテラシー向上にむけた活動を積極的に続けてまいります。