20周年を迎えた『GREE』が届けたい、「感謝」と「未来」

グリーグループの創業事業であり、2024年2月に20周年を迎えたソーシャルゲームプラットフォーム『GREE』(以下、『GREE』)。その『GREE』では現在、20周年を祝い、ユーザーの皆さまに楽しんでもらうためのさまざまなキャンペーンを展開中です。社内では、キャンペーンのテーマを「感謝」と「未来」と決め、企画をしました。今回は、20周年キャンペーンのプロジェクトメンバーによる座談会を行い、それぞれの思いを語っていただきました。

上段左から佐藤、倉本、下段左から内田、持田、松涛

持田:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 / プラットフォーム企画グループ / プラットフォーム企画チーム
2019年入社。20周年キャンペーンにおいて、プロジェクトリーダーを担う。


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松涛:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 / プラットフォーム企画グループ / プラットフォーム企画チーム
2014年に新卒で入社。15周年キャンペーン時にプロジェクトリーダーを担い、今回はリーダーの補佐を担当。



佐藤:グリー株式会社 / 開発本部 / GREE Platform部 / プラットフォーム開発グループ / ゲーム基盤開発チーム
2012年入社。20周年キャンペーンにおいて、エンジニアのリーダーを担当。



倉本:グリー株式会社 / 開発本部 / フロントエンドデザイングループ / デザインチーム
2021年入社。20周年キャンペーンにおいて、特設サイトやバナーのデザインを担当。



内田:グリー株式会社 / 開発本部 / フロントエンドデザイングループ / デザインチーム
2023年入社。20周年キャンペーンにおいて、ロゴなどのメインビジュアルを担当。

20周年を迎えたそれぞれの思い

ーー今年2月に『GREE』が20周年を迎えましたが、皆さんの今のお気持ちをお聞かせください。



持田:入社する前から『GREE』のサービスを知っていましたし、長く続くサービスの20周年という一大イベントに携わることができて率直にうれしいです。その反面、社歴が長いわけでもない僕が企画を担当することへのプレッシャーがあったのは正直なところです。そんな時に支えになったのは、創業当時から『GREE』のサービスを見てきているCTOの言葉。「最初から『長期サービスを目指そう!』と取り組んでいたわけではなく、目の前のことに向き合い続けた結果が今の状況。これからも変わらずに日々の積み上げをしていこう。」というメッセージに、過度に気負うことなく、今いるメンバーでユーザーさんに対して何ができるかと考えるようになりました。



松涛:新卒でグリーに入社して、社会人人生の全てを『GREE』のサービスに捧げてきた自分としてはとても感慨深いです。これだけ継続しているWebサ―ビスに関わることは、実はものすごく貴重な経験をしているんだなと感じています。



佐藤:私も松涛さんと同じく、感慨深い気持ちです。エンジニアの視点で話をさせていただくと、沢山のユーザーさんからアクセスいただき、さまざまな開発事業者が関わっているシステムを、20年間止めずに動かし続けているって本当にすごいことだと思うんです。その時その時に在籍していたエンジニアがより良く改修をして、繋がって今があることに胸が熱くなりますね。



倉本:私は20周年の特設サイトやバナーのデザインを担当しましたが、20周年という非常に重要なタイミングで、統一感のあるビジュアルを生むにはどうしたら良いか、その世界観をつくり出すことにとても悩みましたね。



内田:私はロゴなどのメインビジュアルを担当したのですが、入社して間も無くだったので、新参者の私が担当して「本当にいいんですか?」と驚くと同時に大きな責任を感じました。やるからには『GREE』についてきちんと理解しようと思い、プロダクトやキャラクターについて「知る」ことを徹底的にしたので、結果として良い経験ができていると思っています。

全てのユーザーへ「感謝」と「未来」を伝えるために

ーー20周年キャンペーンのテーマは「感謝」と「未来」とのことですが、どのように決められ、具体的な施策を検討されていったのでしょうか。



持田:サービスが開始した20年前とは異なり、生活のなかでインターネットは欠かせない存在になっています。そこで改めて『GREE』とはどういう場所なのか、このタイミングで何を伝えるべきなのか、プランナーはもちろん、エンジニアのメンバーにも参加してもらって、キャンペーンのベースを考え始めました。皆から最初に出てきたのは、何よりも「今、楽しんでくださっているユーザーさんに感謝の気持ちを伝えたい」ということでした。



松涛:キャンペーンというと、売上を上げる、短期的な事業成果を狙う、ということが考えられがちですが、今回の20周年という節目の取り組みは「感謝」に振り切って検討を進めました。



持田:そういったディスカッションの中から生まれたのが、総額1,500万コインが抽選で当たる「コインキャンペーン」です。(2024年4月26日から5月23日まで開催)ユーザーさんにも20周年をお祝いしてもらうために、プロフィールを『GREE』20周年のテーマにきせかえしていただくと、抽選でコインが当たるというキャンペーンを展開しました。


キャンペーン終了後も、20周年テーマへのきせかえは可能(2024年7月9日現在)



松涛:これだけ多くのコインをプレゼントするキャンペーンは前例がないだけでなく、この先もあるかないかというくらいですよね。通常はコインを購入して遊んでいただきますが、当たった方は購入せずとも楽しんでいただける。ユーザーさんに喜んでいただくことだけを考えました。



持田:それは間違いないですね。また、ユーザーさんに『GREE』との思い出を投稿してもらう「#私とGREE 思い出エピソード」の投稿キャンペーンも展開し、運営する私たちからのメッセージだけでなく、ユーザーさんからもお祝いの気持ちを発信できる工夫をしました。

ーー「未来」というテーマについては、どのように決められたのでしょうか?



持田:ユーザーさんには、今後も安心して楽しく遊んでいただきたく、既存機能をリニューアルすることで「より良いサービスを提供し続ける」という未来への期待を見せたいという話で決まりました。

ーー実装された施策はどのように練り上げられていったのでしょうか?



持田:リニューアル案は、ユーザーさんに関係するコミュニティ機能やプロフィール機能を中心に社内からアイデアを募りました。日頃から、各メンバーがユーザーさんのためにこんな機能を実装したい!というアイデアを蓄積していたので、それならこの際にやろうぜ!という流れで実装へと進みました。

長年に渡って温めつづけてきた新機能を、さまざまなハードルをクリアして実装

ーーそれぞれが準備された施策の中で、特にこだわった点を教えてください。



内田:私は描き下ろしのメインビジュアルです。『GREE』には『釣り★スタ』や『探検ドリランド』のように複数のプロダクトが存在するので、本家本元のテイストを大きく崩さずに一体感を出しつつ、さらにロゴが埋もれてしまわないようこだわりました。


取材当日は、内田さんこだわりのメインビジュアルがプリントされたパーカーを着用



持田:メインビジュアルの検討を始めた際、全プロダクトのキャラクターで集合絵ができたらいいねという話をしていたので、下書きを見た時点で「これだ!」と全員の意見が一致しました。



内田:ロゴの周りにキャラクターをどう配置するかについては、実は苦労しました。人型のキャラクターもいれば『ハコニワ』のようにそうでないキャラクターもいるので……。



持田:メインビジュアルのコンセプト設計のタイミングで、『GREE』はゲームの世界を中心にした遊び場で、たまに訪れて憩いの場にする人がいたり、遊具で積極的に遊ぶ人がいたり、皆がそれぞれに楽しく過ごすことができる場所だという話が出たのですが、それがちゃんと具現化されています。数字の「2」のところはまるで滑り台のようにキャラクターたちが遊んでいる姿が表現できているし、「0」のところはみんな一緒に集っている感じが表現されていますね。



内田:これからも一緒ということは、これまでも一緒だったということです。それを表現したくて、みんなで寄り添う雰囲気が出るよう工夫しました。



倉本:内田さんが制作されたメインビジュアルを生かしながら特設サイトをデザインすることは、私にとっても大きな挑戦でした。『GREE』のWebサイトは白背景がベースですが、メインビジュアルは華やかに見せつつ、思いを伝えるキャッチコピーの部分はしっかりと読んでいただけるように配慮し、それぞれの施策紹介はビビッドなカラーを選んでお祝いムードを演出しました。


倉本さんが担当した特設サイトのデザイン



持田:倉本さんにデザインをお願いした段階ではどういう施策を実施するか決まっていなかったので、どんな色やデザインにするか、とても難しかったと思います。



倉本:そうですね(笑)。どのような施策になっても対応できるよう想定して進めました。キャラクターたちが楽しそうにしている姿や、流体シェイプ※を用いることで20年の流れや、これからのユーザーさんと繋がりながら運営していく姿勢を表現できればと考えました。

※デザインの一種。曲線でできている円・楕円・多角形のことを指し、ゆるやかな曲線から、優しく柔らかい印象を受ける。



松涛:キャンペーンに目を向けると、この一年で完結するものとそのまま機能として残り続けるものがありますが、特に後者は、しっかりと先を見据えて改修する必要がありましたね。



持田:実際、20年の歴史があるだけに各プロダクトでソースコードや管理の方法に違いもあり、簡単にできそうなことでもエンジニアに相談すると案外時間がかかることも判明して。



松涛:実は、プロフの「きせかえ機能」は2017年頃から僕たちの中で温めていた企画で、7年越しに実現できたものですよね。



佐藤:SNS機能では「シングルページアプリケーション」という技術を用いています。通常のWebページのようにリンクボタンを押すと別のページに遷移して新しく情報を読み込んで表示するものではなく、内部処理によって該当箇所の情報のみ更新を行うことで、ページ表示を高速にしました。実は、シングルページアプリケーションでは「きせかえ機能」の実装の難易度が非常に高いんです。

『GREE』とユーザーが互いに、「感謝」と「これからも一緒にいたいという気持ち」を伝え合う

ーー#私とGREE 思い出エピソード」といった展開済みのイベントもありますが、ユーザーさまの反応はいかがでしょうか。



持田:想像以上に多くのエピソードを投稿してくださっています。そのほとんどが長文で熱い思いが込められていて、ユーザーさんの人生の一部なんだと感じられるようなコメントもたくさんありました。


「#私とGREE 思い出エピソード」の投稿文面(一例)



松涛:「子どもが生まれた時に『GREE』を始めて、今年子どもが成人式を迎えます」、「『GREE』を始めて20年がたち、今では70代半ばです」など、それぞれのユーザーさんと『GREE』との歩みが見えるエピソードを数多くいただいています。



佐藤:うれしいですよね。「顔も名前も知らないけれど『GREE』のサービスを通じてお互いに励まし合ったり支え合ったりと、コミュニケーションを取り合う仲間が『GREE』にいるので、サービスをずっと続けて欲しい」というお声もあります。私たちはユーザーさんの居場所を大切にしなければならないと思っています。



倉本:特設サイトに書いているメッセージを皆さん読んでくださっているのか「『GREE』とともにこれからも楽しく過ごしたい」というものが多く、私たちが伝えたい「感謝」やこれから先の「未来」も『GREE』を楽しんで欲しいという気持ちがユーザーさんに伝わっていることを実感しました。『GREE』もユーザーさんも互いに同じ気持ちでいて、それを伝え合えることは幸せなことだと改めて感じています。



内田:このプロジェクトに携わるにあたって、これまでの『GREE』のプロダクトについてかなり調べたと思っていたのですが、「思い出のエピソード」を読むにつれて、まだまだ知らないことばかりだと思い知らされました。



持田:今回のキャンペーンでいろいろなユーザーさんからの声をお聞きできて、新鮮な気持ちになれましたし、この仕事に就いて良かったという気持ちにさせてもらいました。



松涛:普段の業務は短期的な成果だけに意識が向きがちですが、この20周年という節目でこのようなプロジェクトに携わり、ユーザーさんに喜んでもらうために次の10年は何をすべきかが見えたように思います。

ユーザーの気持ちと熱量に寄り添えるような、居心地の良い場所を提供し続けていく

ーー最後に、ユーザーさまへの感謝の気持ちをお聞かせください!



倉本:デザイナーという立場としては、ユーザーの皆さんがより『GREE』のサービスでワクワクし、笑顔になっていただけるようなビジュアルを模索していきたいです。これからも末長くよろしくお願いいたします!



佐藤:私たちのサービスが日々のコミュニケーションになくてはならないものだと感じることができました。『GREE』のSNSの部分では、コミュニティで使えるスタンプ機能や気軽なコミュニケーションを取ることができる「いいね!」機能も実装予定です。今、SNSを中心にコミュニケーションが活発化しているので、この波に乗ってメインページにもより良い変化をもたらしていけたらと思っています。システムを止めることがないよう努めますので、これからもずっと使い続けてもらいたいです。



松涛:僕の社会人人生を支えてくれているユーザーさんには感謝しかありません。「きせかえ機能」を7年越しに実装した経験から、やはり短期的な目線ではなく長期的にユーザーさんに楽しんでいただく施策を考えていく必要があると感じました。次は、30周年に向けて、サービスに新しい機能や価値をどんどん追加していきたいです。



内田:ユーザーさんの『GREE』愛が想像以上のものだとわかりました。これからもそんな皆さんに対して、胸を張れるものをつくっていきたいと、気持ちを新たにしています。



持田:今の『GREE』のカルチャーは、長年楽しんでくださっているユーザーさんとつくってきたものだと再認識しています。居心地の良さというものは時代の変化とともに変わっていくものだと思います。20周年を機にもっと新しいことに挑戦したり、より良い改善を検討したりと、パフォーマンスを上げることに注力しながら、ユーザーさんの気持ちに寄り添った居心地の良い場所を提供し続けていきたいです。


チームワークの良さが感じられる座談会でした。これからの『GREE』もお楽しみに!