グリーグループでは今年「GREE Tech Conference 2020」を開催し、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、オンラインでの実施となりましたが、多くの方に視聴いただきました。
6 deGREEsのテクノロジーカテゴリーでは、テックカンファレンスに登壇した社員などにインタビューを行い、グリーグループのエンジニアや技術にフォーカスを当てていきます。
グリーグループで働いてみたいエンジニアの皆さんに、弊社エンジニアの思いや働き方について少しでも知っていただければと思います。
今回は、グリーグループの広告メディア事業を支える、グリーライフスタイル社とアウモ社の3名に話を聞きました。
田畠:グリーライフスタイル株式会社 開発部 開発グループ
矢﨑:グリーライフスタイル株式会社 開発部 開発グループ
村田:アウモ株式会社 メディア事業本部 サービス開発部 開発グループ
ーーこれまでの経歴と、普段の業務内容を教えてください。
村田:ディレクターから開発に携わる道を進んできました。業務委託、個人受託で小さな案件から大きな案件までエンジニアとして修行を積みましたね。その後、初期フェーズのaumoの開発にサーバーサイドエンジニアの業務委託として参画し、その後アウモ株式会社入社し現在に至ります。
田畠:グリーに入社後、社内のデータシステムを担当し、メディア事業にGOJP(社内公募制度)で異動しました。現在の業務はLIMIAのサーバーサイドエンジニアでアプリに必要な機能の開発を主に行っています。
矢﨑:グリー入社当初から広告メディア事業部に配属され、現在に至ります。動画広告SDKの開発やアプリの新規開発を経て、LIMIAのiOSアプリを担当しています。
ーー今回のテックカンファレンスで登壇された内容を教えてください。
村田:私の登壇では、aumoのサービスの中でREST APIで実装していたところの一部を全面的にGraphQLに書き換えを行いまして、そこで得た知見について紹介しました。
矢﨑:私たちはLIMIAのアプリにおいて、ユーザーの行動履歴を計測する仕組みと、トラッキングしたデータを元にユーザーに最適なコンテンツを配信するシステムについて紹介しています。田畠さんと共同登壇しました。
ーー村田さんにお話を伺います。メディア事業は開発スピードも求められますが、新規サービス立ち上げや、仕様変更の要望など多そうですね。その辺りはどのように対応しているのでしょうか。
村田:aumoにある比較サイトのサービスは立ち上がったばかりだったので、仕様変更があることを前提にしていました。なので、デザイナーと協力しながら、要素をできる限り分解してAtomic Designという手法を用いることで柔軟に対応できるようにしていますね。
ーー新しい技術などはどういったところで情報収集しているのでしょうか。また、社内でエンジニア同士の勉強会などはありますか?
村田:新しい技術の情報やトレンドについてはSNSや雑誌などを通じて得ることが多いですね。勉強会という形式で開いているものはありませんが、技術の共有をできる場は週次で設けており、気になったり役に立ったりした技術を共有し合うようにしています。
ーー今回GraphQLを導入することで苦労したことはありますか?また、導入に際して、チームや会社からの反応は何かありましたか?
村田:社内でも前例が無く、業界としての事例も少ない中で手探り状態で始めたのでつまづくことが多く、工数がかかる面も多々ありました。GraphQLにしたことによる社内のリアクションとしては、既存で利用しているRESTful APIとの比較ができるようになり、既存技術の新たな面が見えるようになったので開発チーム内でも好意的に捉えられました。この技術が好きという求職者の方にはぜひ入社していただきたいですね(笑)。
ーー続いて、LIMIAに関する登壇をされたお二人に伺います。ユーザーに添ったコンテンツを配信したいという気持ちは、プロダクトの運営者からの要望だったのでしょうか。
田畠:そうですね、プロダクトとしてコンテンツが増えてきた際に、ユーザーの趣味嗜好にあったコンテンツを提供したいという方針がありました。個人的には前からこのような技術分野にも興味があったので、そのような機会があってよかったなと。
ーー今回お二人で登壇した理由は?
田畠:一人だと尺が足りなそうだったので(笑)。
矢﨑:(笑)。私は、田畠さんと行うことで、ログを収集するところから、そのデータを処理して活用する一連の流れで発表できるかなと思いました。
ーーグリーグループのメディア事業でも活用できるようにライブラリーも作成されたと聞きました。普段から会社間の連携はあるのでしょうか。
矢﨑:事業のKPIは常にメディア事業ごとに横比較していますし、行った施策やその結果なども各メディアで共有しています。その中でvCTRについても横比較しているため、計測誤差をなくすためにも今回ライブラリを作って各メディアに導入するという経緯になりました。
ーーメディア事業というと、コンテンツ力が肝な気がしますが、テクニカルな部分でも重要なんですね。その辺りはどのように考えていますか?
田畠:コンテンツが一番大事かなと思います。ただ良いコンテンツがある前提で、人によって好みの違いはあるのでその辺りをうまく技術で解決したいと思っていますね。
矢﨑:私も同じように、コンテンツが大事という大前提はありつつも、ユーザーに最適なコンテンツを提供することや、コンテンツを見やすく探しやすくするという点で技術的なチャレンジをしていきたいです。
ーーこれからの皆さんの目標を教えてください。
村田:aumoに携わることでエンジニアとしての市場価値が高くなるように、市場からの需要が高い技術については常に情報をキャッチアップしながら取り入れるようにして、技術の向上も常に視野に入れながら働いていきたいです。
田畠:LIMIAを、今よりもより多くの人に好きになってもらえるようなサービスにしていきたいですね。その過程でもっと技術的にも色々チャレンジしていけたらさらに良いかなと思ってます。
矢﨑:毎日LIMIAを見たいと思えるようなサービスにしていきたいです!
ーー皆さん、ありがとうございました。
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