アバターを駆使した「商店街のPR動画」が完成しました!

-2020年度千葉大学共同授業レポート-

こんにちは、社会貢献チームの牛腸です。

グリーでは毎年CSR活動の一環として、千葉大学教育学部と共同で「教育の情報化」を担う教員の育成を目的とした授業をプロデュースしています。
今年度の活動では「地域コミュニティの活性化」をテーマに、大学生たちのサポートのもと、千葉大学教育学部附属小学校の帰国学級の子どもたち(※)がアバター姿で商店街を紹介する動画づくりの授業を展開しました。
今回は「小学生編」として、実際にできあがった動画と制作の過程をご紹介します。
(※)小学4~6年生の帰国児童の学級

これまでのレポート
2020年12月9日:商店街をPR!「aumo」と連携し、2020年の千葉大学共同授業がスタートしました。

ゆりの木商店街をPRせよ!

今回ご協力いただいているのは、千葉大学近くにある「ゆりの木商店街」です。2月に実施した最終授業で、このゆりの木商店街をPRする動画を発表し、公開しました。TwitterTikTokでの投稿も、動画を見てもらうために、少ない文字数でどう表現すればよいかを小学生自身が考えました。


授業後半ではご協力いただいたお店の方からのインタビューの模様が流れ、「子どもたちの発想には驚かされる。とてもおもしろいアイデア。今までになかった話」「この動画制作を通じて、実際に親子でお店に来てくれてとても嬉しかった」といったメッセージをいただきました。

お店でのインタビューを通じて作り上げたキャラクター

この動画はどのように出来上がっていったのでしょうか。

小学生が全世界に発信するために個人が発信するリスクを最小化し、自由な表現ができるよう、今年もグリーのグループ会社であるREALITY株式会社が提供する「REALITY」のアバター機能を活用しました。
ストーリーは、商店街に棲む「妖精」が店舗の紹介をするというもの。子どもたちは4つのグループに分かれインタビューに行き、看板メニューや店内の様子を見たり、アピールポイントや悩みを伺ったりして、どんな「妖精」がこのお店にいるのかを話し合いました。

特技は「コーヒーパワー!」

キャラクターが出来上がったら、印象に残りやすいようにと特技や特徴も考えました。珈琲ショップ「ぱれっと」に棲む”水玉すみれ”の特技は「コーヒーパワー!!」。ちゃんぽんがおいしい「ぎやまん亭」に棲む”ぎやちゃんぽんマン”は、上から目線だけど、明るい性格だそうです。

行ったことがない場所について、どんな情報が知りたいか、紹介文も考えました。まず紙に書き起こして、次にアバター姿で演じてみて、その場でセリフを修正しながら撮り直し、仕上げていきました。
最終的に大学生がメッセージに沿って、4店舗の素材を1つに繋ぎ合わせ、動画の完成です。

子どもたちはキャラクターの外見的な特徴だけでなく、特技や性格まで考え、「妖精」を演じることにより、アバターによるSNSでの情報発信を体験することができました。また大学生にとっては、最新のサービスやメディアの活用を通じ、授業づくりのさまざまな可能性を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
なお、制作過程で子どもたちから「千葉大学にいる留学生にも西千葉の良さを知ってもらいたい」という提案がありました。実際に留学生にご協力いただき、複数言語へ翻訳された動画も、ぜひこちらのチャンネルからご覧ください。

※写真撮影時のみマスクを外しています

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