今回の6deGREEsでは、2022年に入社した新卒社員による座談会を開催。美味しいお肉の香りが立ち込める中、ランチを楽しみながら入社からの1年を振り返りました。入社のきっかけから1年の振り返り、グリーで働く魅力などを語り合ってもらいました。
柳澤:グリー株式会社 / 開発本部 / インフラストラクチャ部 / デパートメントストラテジーグループ / サービスオペレーションチーム
グリーグループのインフラ(オンプレ・クラウド)運用・監視調整を担当。最近は趣味でマイクロブログ基盤の開発をしている。
塩澤:REALITY株式会社 / Platform & Avatar事業本部 / Platform & Avatar事業部 / Engineeringグループ / Server 2チーム
スマートフォン向けメタバース「REALITY」のサーバーサイド開発を担当。麻雀にハマっており、ネット麻雀や麻雀番組を楽しんでいる。
髙津:株式会社WFS / 開発本部 / 技術室 / Game Platform チーム
スマートフォンアプリ向け共通基盤のサーバサイド開発を担当。休日はプログレを聴きながら便利ツールの個人開発に没頭している。
栗本:アウモ株式会社 / プロダクト本部 / 開発部 / 開発グループ / メディアチーム
おでかけ情報サービス「aumo」のバックエンドとフロントエンドの開発に従事。動画配信サービスで週に1本の映画を楽しむことが休日の楽しみ。
グリーならではの規模感でモノづくりにチャレンジできる
ーー本日は宜しくお願い致します。お肉を焼きながら1年を振り返っていきましょう!
全員:よろしくお願いします!!
ーー皆さんは現在、どのような業務を担当されているのでしょうか?。
柳澤:グリーのサービスを支えるサーバーやデータベースの運用や管理を中心に、サーバーの移管によるミドルウェア開発も担当しています。
塩澤:スマートフォン向けメタバース「REALITY」のサーバーエンジニアとして、主に機能開発を担当しています。また、データベースの負荷改善にも携わっています。
髙津:Wright Flyer Studios(ライトフライヤースタジオ)で、スマートフォンアプリ向け共通基盤のサーバー側の開発・運用を担当しています。この共通基盤では、課金、アカウント引き継ぎ、NGワードフィルター、お問い合わせなどの機能を提供しています。「ヘブンバーンズレッド」などのゲームからの利用が中心ですが、アプリ「REALITY」などのゲーム以外にも組み込まれています。
栗本:国内最大規模のおでかけ情報サービス「aumo(アウモ)」のエンジニアとして、バックエンド、フロントエンド、インフラ回りを担当しています。最近では主にホテルのカテゴリーを担当しています。
ベンチャーのカルチャーがありながらも、安定した経営基盤もある
ーー皆さんがグリーへの入社を考えたきっかけは?
柳澤:小さい頃からプログラミングが大好きで、大学でもコンピュータサイエンスの分野を専攻していました。昔から自主制作にも取り組んでいて、将来はモノづくりをテーマにしている企業で働きたいと考えていました。
髙津:柳澤くんに似ていますね。僕は、モノづくりを課題解決につなげたいというスタンスを大切にしています。就職先の候補の一つとしてグリーでのインターンシップを経験したのですが、いろいろな人と話をしてみるとモノづくりに対する熱量がものすごく強い会社だと実感しました。インターンシップでは、現在柳澤くんの所属するインフラストラクチャ部でネットワーク周りの業務を経験、個人レベルでは経験できないトラフィック量を経験し、グリーなら規模の大きな業務に携われると思いました。
塩澤:実は私も高津くんと同じ大学の出身でコンピューターサイエンスを専攻していたのですが、学生時代にちょうどアルバイトを探していたタイミングで、自身が研究テーマとしていたXRに関する業務を担当させてもらいました。約3年のアルバイト時代に社員の皆さんの働き方を見たり、働く環境を体験したりして、グリーなら楽しく働けそうだと思いました。結果的に志望先はグリー1本でしたね。
ーー栗本さんは文系からエンジニアに転身されたそうですね。
栗本:そうですね。大学時代は農業経済を学んでいました。周囲の人の多くは文系の職業に就くのですが、インターン説明会に参加した際に、文系の職業で5年、10年と働くイメージがわかなかったんです。改めて自己分析をやり直し、大学のキャリアアドバイザーに相談すると、エンジニアに向いているのではないかと言われて……。思い返せば昔からモノづくりが好きでしたし、実際にプログラミングを始めてみるとハマってしまって(笑)。
グリーにはさまざまな事業部があるのでチャレンジの幅が広いところも魅力でしたし、面接の時に対応してくださった人事の方や現場で働く方のお人柄に魅了されたことも入社の決め手ですね。
主体性や調整能力を高めてくれるグリーのカルチャー
ーー入社から1年が経過しましたが、どんな成果がありましたか?
柳澤:サービスオペレーションチームが扱う領域は、誰が作業をしても同じ品質で管理・運用することが求められます。そのため、作業手順書に沿って業務を進めていくことになるのですが、僕はその手順書の作成が苦手で……。
そこで、あるパラメーターを入力するだけで手順書の作成が完了できるといった、業務を効率化するためのツールをいくつか作成しました。それを知った上長やメンターの後押しもあって、自分だけでなく全員が使えるツールとしてチーム全体で運用が開始されました。ただ、誰もが使えるツールにするための手順書を作成しなければならない、というジレンマはありましたが(笑)。
全員:ジレンマ!(笑)。
塩澤:先ほどサーバーエンジニアをしていると話しましたが、入社から半年間はAndroidアプリのエンジニアをしていました。そのときは、数年前に登場したAndroidの新しい技術をチームとしても積極的に取り入れていく方針であったことから、新しい技術に合わせるためにチャット画面のUIの再構築を進めることになったのです。
ただし、従来からあった古いコードを単に新しいコードに書き換えるだけでは正常に機能しません。また、機能を細分化して複数のエンジニアで開発を進めたので、他の人が担当している機能の進捗とうまく連携を取らなければ、アプリが正しく動作しなくなる可能性があります。加えて、古いものと新しいものが共存している環境は、そのリスクも高まります。不具合を起こすわけにはいかないと、周囲のエンジニアの担当開発分を巻き取りながら進め、半年弱で達成することができました。
髙津:ものすごいスピード感ですね!僕はゲームの裏側で通信するサーバーの開発を担当していますが、約1年間をかけて「NGワードフィルター」の改修を行いました。このシステムはゲーム内のプレイヤー名やチャットなどで使用してはいけないキーワードをはじくためのもので、導入してからだいたい10年くらい経過した部分も残っている古いシステムでした。サーバーやデータベースの構成も一から全て見直し、負荷試験も自身で担当して、現在は安定して稼働しております。
ーー責任を伴う仕事を任されてきたのですね。
髙津:そうですね。でも、その過程では紆余曲折ありました。サーバーやデータベース構成の改修については、インフラストラクチャ部と連携しながら検討したのですが、幅広いプロダクトの共通基盤という性質上、安易に変更するとどこかで悪影響が出てしまう可能性があり、途中で何度か作り直しました。各関連部署との合意を取りつつ、全てのプロダクトと基盤の互換性を考慮した最大公約数的な選択をする必要があったことが大きなハードルでしたね。なかなか大変ではありましたが、上長やメンターのアドバイスを受けつつ、一種の高度なパズルゲームのような感覚で楽しんで仕事をしていました。
栗本:1年目でも責任のある仕事を任せてもらえますよね。私はaumoに配属されてすぐ、マネージャーに何をやりたいかヒアリングを受けたのですが、その際に「数値で成果が見えることをやりたい」、「バックエンドがメインだとうれしい」、「インフラもいじってみたい」と回答したところ、この3つの希望を全て満たしたaumoのサイト改善プロジェクトを任されました。
塩澤:仕事は任されるけど、だからといって丸投げされるわけでもなく、しっかりと周囲が面倒を見てくれるからのびのびとチャレンジできるのだと思います。それと、優しい人が多いので発言しやすくてどんな質問にもちゃんと答えてくれます。
髙津:新入社員でも安心して仕事を進められますよね。
塩澤:そうですね。ベンチャーのカルチャーがありながら、安定した経営基盤がある、とても魅力的な環境だと感じています。
なりたい自分へと成長していく
ーーグループのミッション、ビジョン、バリューを意識した瞬間はありましたか?
柳澤:ありますね。僕は「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」のように、手を付けたからにはきっちりとリリースする、ということは常に意識しています。
髙津:先ほど話したキーワードフィルターの例だと「現状に甘んじない。さらに高い目標をめざす。」ですね。1年をかけたプロジェクトだったのですが、古いけれど何とか使えるものより、常にブラッシュアップして良いものを提供し続けたいと感じます。
塩澤:REALITYにも「終わりなき挑戦を楽しむ」というバリューがあって、先ほど話したAndroidアプリの案件でも、様々な困難を乗り越えて限られた期間で達成することができました。
栗本:初めて触れる技術に挑戦したり、責任者として長期プロジェクトのタイムマネジメントを任されたりと、それまでにやったことのないことを1年間でたくさん経験できました。自走力や主体性、調整能力などは自然と身に付くカルチャーがグリーにはありますね。
ーー最後に、今後の展望や目標を教えてください!
塩澤:アプリ「REALITY」の規模が今後どんどん大きくなると予想される今、サービス全体として持続可能にしていく必要があります。サーバー周りだと負荷面でもそうですし、きれいなコードにしていくことで改修効率なども考えていきたいです。それと、AndroidだけでなくiOSも勉強して自身の業務の幅を広げたいですね。いつかは技術周りでチームをリードできるような存在になりたいです。
栗本:目の前の業務としては、ベンチマークにしているサイトを追い越すくらいの機能を作り切ることが目標です。塩澤くんと同様に、トラブルなら栗本に聞けば全部解決する!と思ってもらえる人になりたいですね。
柳澤:今はグリーグループにあるシステムのキャッチアップが主ですが、今後はその知識を生かしてサービスを作る側にシフトしてきたいです。グリーグループは、ゲーム・アニメ事業、メタバース事業、コマース・DX事業など幅広い分野でサービスを提供しているので、グリーの規模感を経験し、上流からの視点でサービスを語れるようになることが目標です。
髙津:今携わっている業務だと、課金システムの更なる安定化や、プロダクトとのよりスムーズな連携方法を検討していきたいです。技術を蓄えることは勿論ですが、限られた制約の中で技術を賢く組み合わせて面白い提案もしていきたいです。ものづくりが好きな方は勿論ですが、特に困難な状況でも楽しんで解決策を探せる方、ぜひ一緒に働きましょう!
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