2011年12月19日、茨城県の勝田工業高等学校で行われたインターネット安全教室「勝工Real Voice」において、グリー株式会社(以下「グリー」)が約700名の全校生徒へ向けて、インターネットに関する啓発活動を行いました。

「勝工Real Voice」は、インターネットサービス関連企業とサービスを利用する高校生が、実際に意見を交換することで、インターネットリテラシーを高めると同時に、企業が高校生たちの現状を知り、今後の啓発活動に活かしていくことを目的として、茨城県メディア教育指導員の方と勝田工業高等学校が企画されたものです。

「高校生とネットコミュニケーション」と題した第1部では、各参加企業がサービスを提供する立場から、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)についての説明や、SNSを初めとした高校生のインターネット利用の現状をお話しました。グリーからは事業推進本部の阿久澤が登壇し、「スマートフォンから始まる未来」というテーマで、スマートフォンの世界的な普及や、それに伴うグリーのグローバル展開について説明し、最後にスマートフォンの便利さと、安心・安全に利用することの大切さを伝えました。

続いて、第2部のセッションでは、事前に生徒の皆さんに回答していただいたアンケートの結果について、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)事務局の吉岡様が説明されました。その中で、全校生徒の約19%という高いスマートフォン所持率などが明らかになりました。

また、「コミュニティサイトを利用する際に、実名と匿名はどちらが良いと思いますか」「フィルタリングをかけたことはありますか」等の質問に対しては、生徒の皆さんから様々な意見が挙がり、インターネットの利用について熱心に考える生徒の皆さんの姿が見られました。

生徒達からの質問コーナーでは、多くの生徒の皆さんの手が挙がり、「強制退会につながる行為について知りたい」というグリーへの質問に対しては、パトロールセンターの小木曽から、個人情報をやり取りすることの危険性や、ネットで知りあった人と出会うことのリスクについての説明を行いました。

グリーは、SNSを提供する事業者の義務として、業界他社や教育機関と協力しながら、今後も青少年を違法・有害な情報から保護することを目的としたオンラインでの取り組みを充実させ、オフラインでの啓発活動も積極的に行っていきます。