グリーグループでは各社それぞれが、事業拡大に向け、これまで以上にキャリア採用に力を入れています。また、グリーグループでは約80%がキャリア採用され、活躍しています。今回はグループ各社で、現在採用担当者として活躍する3人に、それぞれの取り組みを聞きしました。
木村:株式会社WFS Human Resources & General Affairs 部 HR Recruiting&Trainingチーム
2019年、グリー株式会社入社。HRBPグループに籍を置き、株式会社WFSの人事や組織管理、キャリア採用などを担当。
山口:アウモ株式会社 事業戦略部 採用チーム
2018年、アウモ株式会社入社。社内の全職種の採用を担当し広報も兼務。前職が美容師という異色の経歴を持つ。
高橋:グリーエンターテインメント株式会社 コーポレート部 組織企画グループ ピープルリレーションチーム
2018年、グリーエンターテインメントの前身であるファンプレックス株式会社に入社。キャリア採用の母集団形成からクロージングまでの全プロセスを担当。
活躍できる人材を見いだす“目利き”の3人
ーーキャリア採用担当の皆さんも、それぞれキャリア採用でグリーグループに入社したとお聞きしました。
高橋:私は業種や業態で転職先を絞ることはせず、一緒に働く人や環境を重視して転職活動をしていました。1社目に人材紹介会社へ入りのちに転職。複数社経験する中で縁あって採用担当として業務をさせていただくこととなりましたが、実は前職でもキャリア採用担当だったんです。
ーー木村さんと山口さんは別の職種から現在に至ったと聞いています。
木村:私は前職で人材派遣の営業をしていたのですが、新卒時代から興味があったIT業界に飛び込みたいという気持ちが消えず、転職を決意しました。業界軸を第一に考える中で、前職の経験を生かせる職として、人事にたどり着きました。
山口:私もアウトソーシング事業の会社から転職する際は、業種を絞って転職活動をしていました。これまでの経験を活かして事業により密接に関わる仕事がしたいと思い、アウモへ入社しました。
ささいなひと言やフォローが、会社を愛してもらう「きっかけ」になる
ーー今、IT業界のキャリア採用市場は激戦状態のように感じますが、そうした状況を踏まえて、皆さんはどんなことに気にかけていますか?
山口:IT業界の採用が活発になったことで、採用の難易度も上がっています。グリーグループではグループ内の人事と関わる機会もあるので、情報交換や共同イベントなどの企画をしています。いまは企業のさまざまな情報がネット上に溢れているので、まずは企業に問い合わせなくても知りたい情報が見つかるよう採用広報にも注力しています。近年では、興味はあるけど選考の前に社内の人と話してみたいという候補者のニーズも増えているので、選考以外でもカジュアルにお話できる機会を用意しています。
木村:WFSは採用も増えている分、現場の熱量が高くなっています。私はものづくりに直接関わることはできませんが、彼らが本当に欲しいと思っている人材を採用してものづくりに集中できる環境を作ることで、彼らの力になりたいと考えています。
高橋:おっしゃる通り、採用の難易度が上がっているのは肌で感じます。そこで採用担当として気を付けているのは、ささいなひと言が求職者の方にとっての「きっかけ」になるということ。その「きっかけ」で、会社の印象がよくも悪くも決まってしまう。特にコロナ禍での採用活動はオンラインで面接を行うケースも多いので、ちょっとしたひと言やフォロー、丁寧な接し方などは大事な決め手になると感じています。
ーーご自身が入社するときにグリーグループに決めた決め手は何かありましたか?
高橋:面接時、体調が芳しくなかったのですが、折に触れて気遣ってくださったことや、最終面接での当時の代表とも話をした際に、丁寧な対応に衝撃を受けて「この会社に入りたい!」と思いました。
ーートップの対応が丁寧だと、印象が変わるかもしれないですね。
木村:それまで勝手にグリーに対して抱いていた「とがった印象」が、選考を受けたことでガラッと変わったのを覚えています。そして本当にものづくりに真剣で突き詰める人の集まりだと知り、ここに入りたいと思いました。
山口:面接官と話した際に「組織や仲間を大切にする人が多い会社だな」という印象を持ちました。同世代の人たちがいきいきと活躍していることにも惹かれて、「この環境へ飛び込んでみたい」と思ったのが入社の決め手でしたね。
存分に価値を発揮していただくために、環境づくりは重要ポイント
ーーそれぞれの職場はどんな雰囲気ですか?
山口:アウモはプロダクト愛に溢れていて馬力のある人が多いですね。コロナ禍での早々なV字回復を経験して、改めて勢いのある組織だと実感しました。組織を支える人たち自らがプロダクトの成長に一喜一憂しながら楽しんでいることで、ユーザーやクライアントに良いサービスを提供できているのではないかと思います。市場は急激に変化するので、その変化も楽しみつつ常にチャレンジしている気鋭のプロ集団という雰囲気があります。
木村:WFSはValueとして掲げている3Rさながらに、お互いをリスペクトする文化が社内に浸透していて、違う職種であっても尊敬し合う精神があります。どれだけスキルがあっても、相手をリスペクトし合う関係がなければいいものづくりはできません。変わり者や癖の強い人たち(笑)が集まっているけれど、人間関係が良いのがWFSの特色です。
高橋:グリーエンターテインメントは2021年7月に設立したのですが、「日本発のIPとゲームで、世界を熱狂させる。」というミッションを体現するかのように、みんながIPに対して熱い思いを持っていて、愛を持って粘り強く業務に向き合う人が多いですね。ビジネスとしても、IPの獲得から、ゲームの開発・運営まで一気通貫で行っていますし、扱うIPも多岐にわたってきて、みんなが新しいことにチャレンジしていく雰囲気が充満しています。
ーーそれぞれのミッションやバリューが体現されているんですね。そんな中にキャリア採用で入社されてきた方に対してはどうやってフォローアップしていますか?
高橋:入社後の具体的な育成プランは現場にお任せしています。ただ、入社後のミスマッチをなくすことは選考中に重視しています。入社後はもちろん、入社前の段階で求職者の方の前職と関連のありそうな経歴を持つ社内の人に会っていただき、懸念や不安が無くなるよう努めています。特に異業種から転職してきた方の場合、同じ異業種から転職してきた先輩とのコミュニケーションの場は大事だと感じています。
山口:候補者の方は「実際に入社したらどんな会社なのか」という情報を求めていると思います。そのため選考の段階で詳しく会社についてお話しして、ざっくばらんに質問していただきながら疑問を解消するように努めていますね。選考には、必ず配属先のメンバーが入るようにしているため、入社後のギャップがないようリアルな声をお伝えしています。また、配属された部署以外のメンバーともコミュニケーションが取りやすいよう、部署を横断して何でも聞ける環境づくりも心がけています。
ーー人事としてのポジショニングは重要なポイントですよね。
木村:もちろん、まずは現場で慣れていただくことを最優先に考えています。人事としては、“駆込み寺”としていつでも相談できるよう、常に扉を開いている感じです。幸い定着率は高い水準を保っていて、それは現場に受け入れ体制ができていて、人を大切にしていることともつながっています。
現場で輝いている姿を見たときには、小さくガッツポーズ
ーーこれまで数々の採用に関わってきて、うれしかったことを教えてください。
高橋:現場とご入社頂いた方、双方が喜んでくれることが何よりうれしいですね!競合の会社がたくさんある中で弊社に決めてくれたのに、お互いが幸せでなかったら転職の意味がないですから。入社後に配属先の上長などから「早速活躍されてます!」というお声を聴いた時には、心の底からよかったという気持ちでいっぱいになります。
木村:私はクリエイターの方たちの“縁の下の力持ち”になりたいというのがモチベーションになっているので、入社した本人はもちろん、一緒に働いている現場の人たちも嬉しそうにしている姿を見ると、やりがいを感じます。あとは、競合する会社と比較した上で、弊社を選んできてくれたときですね。元営業魂に火がつきます。
山口:採用に携わった方から入社後に改めて「採用してくださってありがとうございました」と言っていただいて、入社してよかったという気持ちが伝わってきて本当に嬉しかったです。皆さんが入社後に社内で活躍している姿や、MVPを受賞している姿を見ると、自分のことのように嬉しくなって小さくガッツポーズをしています(笑)。
ーーこれからグリーグループ各社のキャリア採用を受けようと思っている方へ、メッセージをお願いします!
木村:WFSは今後もゲームタイトルのリリースを予定しています。すでに好評なプロダクトもあるので、ジョインするには非常にいいタイミングだと思っています(笑)。社内にはゲームが好きで、熱い思いを持った人がたくさんいます。悩まれている人には、外に公開しているオープンな情報以外にも、ぜひ現場の人たちと話して、現場の雰囲気や人の様子などを感じとってもらえたらと思います。
山口:アウモの立ち上げから長らく採用に携わっていますが、当初と比べると最近では社外の方から「aumo、知ってます!」と言われることが増えてきました。これからさらに事業を拡大させるために会社として挑戦したいことが山ほどあり、そのためには一緒に働く仲間が必要です。アウモでは年齢、社歴など関係なく活躍できる環境があるので、興味を持っていただけたらぜひ一度お話できると嬉しいです。
高橋:グリーエンターテインメントは今、IPプロデュース事業もゲーム開発事業もどちらも積極的に採用を行っています。ゲーム業界出身でなくともチャレンジできる環境もあります……とはいえ、いきなり応募するのは敷居が高いと思いますし、ほかの会社との違いがわかりづらいという方もいらっしゃると思うので、個別会社説明会やカジュアル面談など、気軽に話ができる場を用意しています。ぜひそちらもご活用ください。
木村・山口:カジュアル面談はうちも用意していますので、ぜひどうぞ!
ーーありがとうございました!