8月19日、20日の2日間、グリー六本木オフィスにて2Dayインターンシップ「GREE Camp」が開催されました。新卒採用で入社した社員のなかにはこの「GREE Camp」経験者も多くいます。インターンシップへの参加がターニングポイントとなり、全く別の業界志望だったところからゲーム業界に舵をきった社員も。人生を変えるかもしれない2日間へ、今回は北海道から大阪まで全国各地の大学・専門学校の学生さんに参加いただきました。
「誰かの心を震わせた経験はありますか?」
初日冒頭、2日間のファシリテーターを務める株式会社WFS (ライトフライヤースタジオ)執行役員の下田が参加者の皆さんに語りかけます。
「思い出してみてください。誰かの心を震わせた時のこと、そしてその時の自分の気持ち。例えば、文化祭とかイベントを企画して参加してくれた人の笑顔を見ることができた時にどう思っただろう?達成感、感動…何か感じるものがあったはずです。また、想像してみてほしいです。同時にたくさんの人の心を震わせることができたらどうだろうか?それができるのが、この2日間皆さんに体験していただくゲームづくり、『ゲーム』というメディアの魅力です。」
▲2日間のファシリテーターを務めた下田。
ライトフライヤースタジオ × Keyが贈るドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』の開発統括を務める
本インターンシップでは参加者がエンジニア、デザイナー、ゲームプランナーの3職種それぞれの役割を担い、異なる職種3人1組で新規ゲームの企画からモックアップ開発まで取り組んでいただきます。もちろん私たちグリーグループのビジネスがそうであるように、このインターンシップにおいても、ゲームを完成させることがゴールではなく、開発したゲームでお客さまの「心を震わせる」ことが、目指していただきたい真のゴールです。
グリーがゲームづくりにおいて、ユーザーの方の「心を震わせる」ことをとことん考え抜いていることを知っていただき、その楽しさ・厳しさを学生さんにも体感してもらうことがこのインターンシップを開催する一番の目的です。
悩む、試す、衝突する。小さな成功の積み重ねをチームで喜ぶ
2日間という短い時間、3人という最小限の人数で開発を行うため、いくつもの壁が立ちはだかります。参加者のなかには、ゲーム業界のインターンシップやハッカソンへ参加経験のある学生さんもいましたが、その経験をもってしても難しさを感じている様子でした。
ここで紹介したいのが、本インターンシップのサポート体制。グリーでは参加者の皆さんが2日間で最大限成長できるように、メンター役の社員が各チームを周り、さらにテクニカル面でのサポートとして、エンジニアとデザイナーの社員がアドバイスに入ります。
▲この日は人事部、メンター、エンジニア・デザイナーのサポートなど多くの社員が参加しました
ですが、「楽しい」と感じる瞬間まで「苦しい」と感じることもしばしばです。
こんな設定にしたら面白そう、だけど残りの時間で実装できないんじゃ?
他の職種のメンバーとどうコミュニケーションを取ったらうまくいくのか…。
出来上がった!でも、意外と面白くない…。どんな要素があったらユーザーの心を震わせられるんだろうか?
「心を震わせる」を突き詰めるため、本音でぶつかるからこそ意見の衝突も見られました。ただ、それを乗り越えて感じた小さな手応えに、チームみんなで「面白くない!?」と歓声をあげる瞬間はまさにチームでのゲームづくりの真骨頂。社員がユーザーテストを担当し、最終提出までさらにブラッシュアップをしていきます。
グリーだから感じられる「ゲームづくり」の醍醐味
最終審査は、スマートフォンにビルドしたモックアップを全チーム分、審査員が初見でプレイして評価を決めていきます。今回の審査員は、グリーエンタ―テインメント株式会社 代表取締役社長を務め、『ヘブンバーンズレッド』プロデューサー 通称「柿P」としても知られる柿沼です。
▲プレイ中、本気で「これはハマる!」と夢中になる柿沼
▲審査員の前で発表する様子。プレゼンはチーム全員で行いました
優勝チーム発表時には、選ばれたチームの皆さんは驚きと安堵の表情を見せました。
表彰後、審査員の柿沼からは優勝チーム選定の理由と、参加者の皆さんに対して2日間の総評が伝えられます。
「優勝チームは私自身の直感を信じ、1番心の起伏が感じられたチームを選ばせていただきました。本当にプレイ中はすごい焦りましたね。『考える』というより『考え抜かれた』ゲームでした。(中略)どのチームも、今回のインターンシップを通して、ユーザーの方へ面白さを届けることを考えるのはもちろん、チーム内でもコミュニケーションで悩んだところはあったと思います。私がグリーに10年以上いる理由でもあるのですが、モノづくりの醍醐味は自分1人では出来ないことを、自分より優秀な人たちを巻き込んでつくり上げるっていうことだと思うんですよね。ぜひ今回の経験をもとに、もっと成長して今後も一緒にエンタメ業界を盛り上げていけたらいいなと思っています。」
エンジニア担当 Sさん
これまでは「この機能を使ったら面白いゲームになるな」とシステム先行でゲーム開発を行ってきましたが、今回初めて「心を震わせる」という感情をゴールとしたアプローチでのゲーム開発を体験し、自分の可能性が広がったと感じました。また、1チーム3名で2日間取り組んだなかで、自分が何をすべきか、何が面白いのかを突き詰めて考えることができ、とても刺激になりました。実装においても、グリーのエンジニアの方からサポートを受け、議論をさせていただきながらゲーム開発が出来たのも貴重な経験で技術的な知見が増えました。
デザイナー担当 Aさん
ユーザーテストで提出したものに対し、「これではまだ、ゲームではないね」とメンターの方からいただいた言葉が印象的でした。プログラミングをして成果物をつくるのが目的ではなく、ルールやゲームオーバー条件、わかりやすいUIなどをつくり上げたうえでユーザーの方に体験を届ける、という「ゲームをつくる」ということの本質を感じる2日間でした。他職種の方とゲームをつくるのは初めての挑戦でしたが、制限時間の中、チームの仲間と同じ壁を乗り越えることができ、達成感がとても大きいです。
新卒採用担当の「GREE Camp」への想い
最後に、新卒採用担当からインターンシップ開催への想いをお届けします。
仁禮:グリー株式会社 / コーポレート本部 / 人事部 / 新卒採用チーム
2日間の司会をしながら、ゲーム作りに本気で向き合っている学生さんを見てとても嬉しかったです。
私自身、学生の頃にゲームをつくったことはなかったですし、就活生の時にグリーと出会うまでは、まさか自分がエンタメに関わる仕事をしているなんて思ってもいませんでした。
就職活動というのは人生が大きく変わる転機となります。「GREE Camp」は参加される学生さんにとって、そんな人生が好転するキッカケとなる2日間にしてほしいと思ってます。
ゲーム作りには本当に色んな魅力が詰まっていて、「人を楽しませるものづくりの魅力」「まだ世の中にないものを自分の手で生み出す魅力」「一人ではできないことをチームで実現する魅力」など、他にもたくさんの魅力があります。
ゲーム作りに本気で挑んでもらえたらきっと、自分がどんなところにワクワクするのか実感できると思います。本気で成長したい、本気で面白いものをつくりたいと思っている方はぜひチャレンジしてみてほしいです。私たちも皆さんに本気で向き合います!
興味を持っていただけましたら、ぜひご登録をお願いいたします。